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ソロ温泉におすすめ!「ひとり旅で泊まってよかった温泉地」5選(九州編)

高橋一喜温泉ライター/編集者

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ひとりでの温泉旅(ソロ温泉)に出かける際、多くの人にとって悩ましいのは「どの温泉地を選ぶか」である。特にひとり旅に慣れていない人は、数ある温泉地の中からどこを選ぶか迷いがちだ。

温泉地には、ひとり旅に向いている温泉地と向かない温泉地がある。少なくとも筆者は、日々の生活から離れて非日常感を味わうのが目的なので、観光客が多く集まる大温泉地よりも、小さくて地味だけれど源泉の質が高い温泉地を選ぶようにしている。

そこで、これまで3900を超える温泉に入ってきた筆者が、ひとり旅で泊まってよかったと思う温泉地を九州エリアに絞って5カ所ピックアップして紹介したい。

別府温泉郷(大分県)

「温泉のテーマパーク」ともいえるほど多彩な入浴施設がそろう別府は、街全体が温泉街。観光客は多いけれど、ホテル、旅館、湯治宿など宿泊施設は400軒ほどにのぼるので、一人でも宿泊先は見つかりやすい。快適な旅をしたいなら「旅館・ホテル」、温泉文化にどっぷりつかりたいなら「湯治宿・民宿系」というように使い分けも可能だ。共同浴場があちこちにあるので、温泉が付いていない民宿でリーズナブルに滞在するという選択肢もある。別府駅に近く利便性の高い「別府温泉」、湯治場の雰囲気が残る「鉄輪温泉」あたりがおすすめ。

日奈久温泉(熊本県)

40代より上の世代には昭和を感じられる街並みのほうが心も落ち着くかもしれない。レトロな雰囲気が魅力の温泉街には、15軒ほどの旅館と2軒の共同浴場、日帰り専門の温泉もある。もともと湯治場の性格をもつ温泉地なので、華やかさはないが、静かで落ち着いた湯の街情緒を味わいたい人にはおすすめ。共同浴場「ばんぺい湯」のほか、気軽に入浴できる温泉も充実しているため、ひとり旅でも臆することはない。

妙見温泉(鹿児島県)

天降川沿いに温泉宿が並ぶ。歓楽スポットはないので、温泉と自然を楽しみたいひとり客にはもってこいの環境。湯治風情の宿から洗練された高級旅館まで、バリエーションに富んだ宿が併存するのが特徴で、ひとり客でもニーズに合わせて予約をとりやすい。川沿いにあるため、露天風呂自慢の宿も多い。飲食店や商店などは少ないが、その分、静かな環境が保証されている。

武雄温泉(佐賀県)

西九州新幹線の開通でアクセスが便利になった佐賀を代表する温泉地のひとつ。1200年の歴史を持つ温泉街は宿場町として栄えてきた歴史をもつ。シンボルは武雄温泉の楼門。国の重要文化財に指定されている。日帰り入浴できる浴場や貸切風呂が複数あり、ちょっとした温泉のテーマパークである。ひとり泊ができる宿は限られるが、温泉街全体はゆっくりした時間が流れており、ひとり旅でも肩身が狭い思いをすることはない。

下田温泉(熊本県)

天草諸島の下島にあり、美しい夕陽が見られる海沿いの温泉地。アクセスに時間がかかるため観光客もほどほどで、ひとり旅でも落ち着いて滞在できる。海沿いの温泉地だけあって海の幸が絶品。入浴は各旅館のほか、「下田温泉センター白鷺館」で気軽に入浴できる。51度の熱めの湯がかけ流しだ。海岸線のドライブとともに楽しみたい温泉地だ。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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