元家政婦が教える「部屋干しのNG3選」おすすめの部屋干し方法も
関東地方もついに梅雨入りしましたね。雨の季節に気になるのが洗濯です。部屋干しが続くと臭いが気になってきますよね。生乾きの臭いを防ぐためには、やらない方がいいことがいくつかあります。今回は、元家政婦の私が「部屋干しのNG」と、おすすめの部屋干し方法をご紹介します。
1.カーテンレールに洗濯物を干してはいけない
カーテンレールは窓からも近くて日も当たり、ハンガーがかけられるため、部屋干しにちょうどいい気がします。でも、カーテンレールに洗濯物を干すのはNG行為です。カーテンに湿気がこもり、カビが生えやすくなったり、カーテンのホコリや汚れが洗濯物に移ることも。また、窓際は空気の動きも悪く洗濯物の乾きもよくありません。さらに、カーテンレールを傷めたり変形させたりする場合もありますよ。カーテンレールに洗濯物を干すのはやめましょう。
2.壁際に洗濯物を干してはいけない
「部屋の目立つところに洗濯物を干すと、気になるし邪魔だから…」と、壁際に洗濯物を干してはいませんか?窓際と同じように、壁のそばも空気の動きが悪い場所。湿気が逃げず、乾きが遅くなってしまいます。洗濯物が濡れている時間が長いと、雑菌が繁殖して生乾き臭の原因に。壁ギリギリに洗濯物を干すのもやめたほうがいいですよ。
3.長い時間をかけて乾かしてはいけない
「部屋に干したとしても、時間をかけてじっくり乾かせば大丈夫?」と思うかもしれません。しかし、生乾きの臭いを防ぐには、短時間で乾かすことがとても重要です。生乾き臭の原因は、「モラクセラ菌」という雑菌。菌そのものが臭うわけではなく、菌が繁殖する際に出す排出物が臭いを発します。モラクセラ菌は、濡れている状態が5時間以上続くと爆発的に増えるため、5時間以内に乾かすことが大切。扇風機を当てるなどして水分を飛ばし、早めに乾かしましょう。
換気扇と扇風機を使い浴室に干すのがおすすめ
「窓にも壁際にも干せず、時間もかけてはいけないなんて、どこにどう干していいかわからない!」と思うかもしれません。そこでおすすめの方法は、浴室に干すことです。浴室は湿気がこもりそうな気がしますが、換気扇があるから大丈夫。むしろ、他の部屋に洗濯物の湿気が及ばないため好都合です。
まず、浴槽にお湯が溜まっている場合は抜くかフタをします。壁や床に水滴がついている場合は拭き取りましょう。それから、適度に間隔をあけて洗濯物を干し、換気扇を回して扇風機の風が直接洗濯物に当たるようにセットします。浴室のドアは閉めておきましょう(浴室ドアに通気口がない場合は、数センチだけドアを開けます)。思ったよりも短時間で洗濯物を乾かせますよ。ぜひためしてみてくださいね。
※掲載当時の情報です。現在とは異なる場合があります。
※個人の体験、見解を含みます。
部屋干し以外の、洗濯で気をつけたいことについては、関連記事「元家政婦が教える!『洗濯のNG5選』梅雨時の洗濯は特に気をつけたい」をご覧ください。
部屋干し対策に有効な洗濯アイテムについては、関連記事「元家政婦が一度やめたけれど戻ってきた神商品!梅雨時期にうれしい洗濯アイテムとは?」をご覧ください。※プロフィールからフォローしていただくと、最新記事の見逃しがなくおすすめです。