危険なしまい方になっていない?備蓄で確認すべき収納ポイント3つを整理収納アドバイザーが解説
度重なる災害で防災を意識したこの夏、備蓄を始めたり強化する人も多いのではないでしょうか。しかし、何も考えず物を揃えると危険なしまい方になってしまうかも知れません。今回は整理収納アドバイザーの筆者が、備蓄で確認しておくべき3つの収納ポイントを解説します。
1.備蓄品の量
備蓄品はあればあるだけ安心だと思いますが、たくさん揃える分だけ管理が難しくなります。管理を怠りっぱなしのままだと、賞味期限や使用推奨期限が過ぎて使えなかったり健康に害を及ぼしてしまう可能性もあります。
政府広報オンラインは食品の場合なら最低3日分、できれば1週間分くらいの備蓄が重要と記載されています。
消費しながら補充する「ローリングストック」を、いつもの食品や日用品で取り入れながら備蓄の量を調整して無駄が生まれないようにしてみましょう。
2.収納スペースの確保
備蓄品を揃える前に収納スペースの確保をしておきましょう。必要な物だからといって大量に水や食料品を買っても、しまう場所がなければ邪魔になってしまいます。また、出しっぱなしは生活スペースを狭くするだけでなく、つまづいて転ぶなど怪我や事故をするリスクに繋がることも。
事前に収納スペースを用意しておくと、備蓄品を散らかすことなくしまえます。さらに、管理も分かりやすくなるのでローリングストックや災害時の取り出しなどもスムーズに対応できますよ。
3.収納スペースの場所
備蓄品をどこに収納するかも重要なポイントです。高い位置に水や缶詰など重い物を置くと落下の危険がありますし、奥にしまい込むと必要な時にすぐ取り出せない可能性も。また、高温多湿な場所はしまいっぱなしにすると物の変形や品質の低下が起こる可能性もあります。
備蓄品は緊急時に使用するため、家族の誰もが安全に出し入れできることが大切です。地震や停電、浸水など起こりうる災害を想定しながら収納スペースの場所を検討してみましょう。さらに、何がしまってあるか分かるようにラベリングすると備蓄や使う時のストレスが減らせますよ。
安心安全な備蓄スペースを目指そう!
以前の筆者は備蓄品を揃えた時点で「安心」と思っていました。しかし、片づけを学んでからは、適切な量を適切な場所に収納してこそ安心安全な備蓄ができたと実感しています。ぜひ「しまった!」ではなく「よかった!」と思える備蓄スペースを目指してみてください。
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