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創業12年で博多の観光名所的な長蛇の列ができる〈博多一双がプロデュースする〉魅力的な博多ラーメン店

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

2012年に豚骨ラーメン専門店「博多一双」を、創業者ご兄弟で開業。今では泡立つ濃厚な豚骨ラーメンのお店として、福岡県内はもとより福岡県外の方やインバウンドの旅行者の方にも大人気。創業12年ほどで「博多駅東本店」は、お昼の開店時から長蛇の列をつくることで知られ「祇園店」は、早い時間帯には行列が途切れない時間帯もあり「中洲店」は、真夜中にもかかわらず来店客で溢れることもあるという、福岡を代表する有名なお店である。

そんな「博多一双」が手掛ける3月25日に開業したばかりの新店〈博多らーめん日助 渡辺通本店〉が福岡県福岡市中央区高砂にて営業しているということで早速行ってみることにした。今回は、開業してまだ一週間にも満たない日に初訪問。住所的には「高砂」だけど、立地的には福岡市の中心街から南へ抜けるメインストリート「渡辺通り」から「日赤通り」へと続く大通り沿い。さらに博多駅から西へ抜ける「住吉通り」から「城南線」へと続く大通りが交差する「渡辺通1丁目」交差点付近(九州電力本社やホテルニューオータニ博多がある四角)から、ほんの少しだけ南に下った場所で、ちょうど西鉄バスの「渡辺通一丁目・FM福岡前」のバス停の目の前にある。

まだ新しくオープンしたばかりということもあり、行列も覚悟していたが、この日は雨が降っていて天候がすぐれないということも影響し並びはなく、運よく初訪問に成功。10席ほどの店内はほぼ満席だったけど、右手に空席を見つけホッとひと息しつつ券売機前へ。まずはベーシックなラーメンを食べようと二段目の中から「味玉ラーメン」を選択し発券。店内スタッフの方に食券を渡しつつ「カタ」で注文。空いている席にゆっくり着席できた。

ちょうど目の前で麺あげをされているのを眺めながら待つことしばし。その麺あげされている方から直接、笑顔とともに配膳され、こちらも笑顔で丼碗を受け取る。その見た目は豚骨ラーメンらしい白濁とした色味のスープが印象的な一杯。麺とスープ以外は、ネギとチャーシューのみという潔さで、とてもシンプルな構成の博多ラーメンとなっている。白濁としたスープからは塩味の強さを想像するも、まったく違って程よい塩梅。臭みの一切ない、スープの香りの豊かさとコク深い味わいのバランスが取れた逸品。「博多一双」の代名詞である、泡立つ濃厚な豚骨スープとは一線を画す、昔懐かしい味わいが魅力的で、存在感のある逸品に仕上がっている。

麺とスープが絶妙なバランスの「豚骨ラーメン」

厳選食材を使用してつくりあげられた注目の「豚骨ラーメン」は、まったく臭みのない豚骨スープの旨みを十分に楽しめる逸品は上質な仕上がりに。スープをひと口啜ると、その豚骨のいい香りと、濃厚な旨み、キレのあるカエシの塩味が絶妙なバランスで口の中に広がってくる。合わせる麺は「製麺屋慶史」謹製の小麦の風味が香る歯切れのいいパツン食感が魅力的なな細ストレート麺。スープとの相性も抜群。

卓上にある「鬼辛味ダレ」が目を惹く

卓上には味変アイテムが並ぶ。その中でも「激辛につき入れすぎ注意」という注意書きのある「鬼辛味ダレ」にどうしても目がいき、恐る恐るちょっと試してみることにする。これが少量だと、とてもいい塩梅でスープのコクが増し、思いのほか辛さよりも旨みが増幅される感じで最高。ただ、後から辛味がくるので、やはり入れすぎには注意が必要そうだ。

次は「辛ねぎラーメン」も食べてみたい

今回はベーシックな「ラーメン」を食べようと思って臨んだ訪問だったけど、券売機の三段目を占める「辛ねぎ」系のラーメン類がやはり気になる。こちらは次回の訪問時まで楽しみに取っておくことにする。

Aランチ・Bランチのセットがお得

ランチのセットメニューがお得なようで「Aランチ」800円はベーシックな「ラーメン」750円に「ごはん(通常150円)」が付いて800円。「Bランチ」980円は「ラーメン」750円に「まかない丼(通常380円)」が付いて980円と、かなりお得なセットになるので、こちらも腹ペコの時にあらためて試してみたいと思う。

最後に。こちら〈博多らーめん日助〉の「豚骨ラーメン」は、まったく臭みもなく、とても食べやすい一杯なので、老若男女を問わず、安心して食べていただけそうなので、お近くに立ち寄られた際は、ぜひお試しください。

博多らーめん日助 渡辺通本店
住所  :福岡県福岡市中央区高砂1-8-1[地図
営業時間:11時00分~24時00分 ※要確認
定休日 :なし ※要確認
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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