【京都市】山科区 「中臣遺跡」と呼ばれるエリアにある『二之宮(中臣神社)』には出世の神様がご鎮座!
京都の山科区にある「中臣遺跡」。「中臣遺跡」と名付けられたこのエリアは、山科川と旧安祥寺川が交わる場所から北方、栗栖野丘陵一帯に広がり、その真ん中を新十条通が横断しています。
後期旧石器時代(約20000年前)から室町時代(約500年前)に及ぶ、山科盆地の中心的な集落遺跡のことを言います。
昭和44年に地元の高校生により発見荒れた弥生時代の土器がきっかけで発掘調査が続けられているそう。
そこに「中臣神社」という小さな神社が公園の中にあります。
中臣鎌足(のちの藤原鎌足)の本拠地として知られる山科盆地。
「中臣神社」は、中臣氏の祖神である天児屋根命が祭神です。天児屋根命は祝詞の神、出世の神として崇められています。
正式には「二之宮(にのみや)」と称されており、山科区西野山岩ヶ谷町にある「山科神社」の御旅所とされています。
醍醐天皇が山科郷へ行幸の際、倉稲魂神が現れ天皇と御成約があったとされ、延喜三年の春に、勅命により建立と伝わるそう。
ロマンが残る「中臣遺跡」にある「二之宮(中臣神社)」で遺跡巡りをしてみてはいかがでしょう。
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二之宮(中臣神社)
(〒607-8305)京都府京都市山科区西野山中臣町9