まだ間に合う!色とりどりの菊の花と街の活気に元気をもらえる笠間で秋を満喫しよう
菊の花と聞くと、どんなイメージを持つだろうか。
供花として実家の仏壇に供えたり、お墓参りに行く際に用意するのはいつも菊の花だったように思う。
地域によっては観賞用ではなく食用としての菊を思い浮かべるようだ。
日本人にとって身近な存在の菊の花であるが、そのイメージを一新する祭りが笠間で開催されている。
「笠間の菊まつり」である。
笠間で出会う多種多様で色鮮やかな菊の花たちは率直に可愛らしく美しい。
今回はそんな笠間の菊まつりとそのメイン会場となる笠間稲荷神社をご紹介したい。
笠間の菊まつりについて
歴史
笠間の菊まつりは日本最古の菊の祭典である。
明治41年、戦争で荒廃した人々の心を和ませたいと笠間稲荷神社の宮司が神社に農園部をつくり、菊の花を境内に展示したことに始まる。
菊の花を境内に展示するだけだった菊まつりも、やがて菊花品評会や菊人形展が開催されるようになり、現在も続いている。
見所
笠間稲荷神社の境内に飾られた色とりどりの菊の花は、菊まつりの一番の見どころだ。
笠間稲荷神社農園部が栽培した菊や県内外の菊愛好家たちが大切に育てた菊5,000鉢が咲き誇る。
また立菊、懸崖菊、千輪咲き、古典菊、盆栽菊など、多種多様で色鮮やかな菊の花を楽しむことが可能だ。
笠間稲荷神社について
笠間の菊まつりのメイン会場となる笠間稲荷神社。
日本三大稲荷のひとつであり、社伝によれば651年孝徳天皇の御代に創建され、約1400年の歴史を有する由緒ある神社である。
御祭神 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
御神徳 五穀豊穣、商売繁栄、殖産興業、開運招福など
御祭神の宇迦之御魂神は「お稲荷さん」として古くから日本人に親しまれ、とても身近な神様といえるのではないだろうか。
フォトスポット
笠間稲荷神社の境内には多くのフォトスポットが存在する。パンフレットを基に巡ってみたのでご参考までに。
御朱印
御朱印は主祭神と大黒天、そして菊まつり限定の御朱印の取り扱いがある。主祭神は手書きで、他は書置きでの対応となる。
菊まつり限定の御朱印帳や栗のおみくじもおすすめだ。
最後に
笠間の菊まつりは11/26まで。
境内の紅葉と併せて、美しい菊の花に囲まれて秋を満喫するのも心地良い。
お参りが済んだら参道のお店にも立ち寄って笠間名物「そば稲荷」も食べて欲しい。
【基本情報】
笠間稲荷神社
住所:茨城県笠間市笠間1番地
アクセス:
*お車でお越しの場合(東京方面から)
常磐自動車道→北関東自動車道「友部IC」より国道355号経由約15分
*電車でお越しの場合(東京方面から)
JR常磐線「友部駅」→JR水戸線「笠間駅」下車、徒歩約20分またはタクシーで約5分
駐車場:
*境内駐車場(無料、25台、大型車不可)
*地蔵前駐車場(時期により有料、普通車90台、大型車可)神社まで徒歩5分
参拝時間:8:00~16:30
笠間稲荷神社 公式サイト
【参考資料】
笠間稲荷神社 公式サイト
第116回 笠間の菊まつり 配布パンフレット
笠間人との出会い~笠間観光協会公式ガイド~ イベント「笠間の菊まつり」
体験王国いばらき IBARAKI DESTINATION CAMPAIGN イベント「笠間の菊まつり」