【大阪市・中之島】奇跡の塩“山塩”を使ったユニークな喜多方ラーメンを知っているか!?「塩々」
どうも日高ケータです。
福島と言えば、言わずと知れたラーメン激戦区。
「燃えよ麺助」や「ラーメン人生JET」など、数多くの人気ラーメン店がしのぎを削っておりますが、今回はそんなエリアから少し離れた場所にあるこちらへ。
「塩々」と書いて「しょっぺしょっぺ」と読ませるこのお店は、京阪中之島駅2番出口から徒歩約3分。
JR東西線新福島駅や環状線福島駅から南へ下った、のどかなエリアにあります。
「会津山塩らーめん」と書いてあります。
塩にこだわる塩ラーメン自体はこれと言って珍しくはありませんが、塩々が面白いポイントはここで、使っている塩が会津産の「山塩」だということ。
「山塩」ってなんぞやと思って調べてみたところ、どうやら温泉水を煮詰めて作る塩で、当然海水をじかに結晶化する「海塩」とは、風味がまったく違うんだそうな。
そんなものが日本にあったこと自体、恥ずかしながら知りませんでした。
基本的に月曜日が定休日ですが、おそらく月の最初と最終週の火曜日もお休みになるもよう。
訪れる際はお気を付けいただければ幸いです。
店頭の券売機で食券を購入してから入店するスタイル。
ラーメンは、デフォルトの会津山塩らーめん850円、味玉山塩らーめん960円、山塩チャーシューめん1,200円、赤ゆず山塩らーめん980円、辛みそ山塩らーめん1,100円。
山塩玉子かけごはん300円のほか、ランチタイムは塩川とりもつ煮+ごはん300円、唐揚げ(2個)+ごはん300円など、サイドメニューも幅広くそろいます。
落ち着いた雰囲気の店内は、L字型のカウンター席を中心に、4人ほどでゆったり座れるテーブル席も。
スタイリッシュな店内か、単純に塩ラーメンというタイプのおかげか、女性客が多いのも塩々の特徴です。
テーブル席はウォーターサーバーが設置されています。
というのも店主さん1人で店を回されているので、水などはセルフにしないと調理に集中できないのです。
ちなみに限定ラーメンも時折やっているそうですが、塩々は電話もなく、SNSの類を行なっていないため、出会えたらラッキー! ってなもんです。
とかそんなことを考えていましたらラーメンが着丼!
赤ゆず山塩らーめん980円!
器いっぱいに肉厚のチャーシュー、それにたっぷりの三つ葉、ネギ、メンマ、赤玉がトッピングされております。
麺や肉が喜多方ラーメンリスペクトですが、店主が喜多方ラーメン好きだからだそうです。
こちらの赤玉が赤ゆず。
崩すのをグッと我慢して、まずはスープから。
まずは透明感のあるスープをひと口。
山塩を使ったスープは、鶏などのダシの旨味を生かすようなまろやかで優しい味わい。かといって物足りなさも不思議と感じないんですね〜。
口当たりが柔らかで、スーッと胃袋に入っていきます。別格のおいしさ!
お次は赤玉を崩していただいてみます。
ピリ辛ながらも柚子の香りがふわっと広がり、塩の味を一段階押し上げてくれるよう!
最初は崩すだけ、食べ進めて行くうちに全体に赤玉を広げていくと、味の変化も楽しめました。
塩が福島の会津産なら、麺も同じ福島の喜多方ラーメン風の太手揉み麺。この麺が私は大好きですねん。
ツルツルとつつも、弾力もしっかりとあり、スープとの絡みも抜群。
ボリューム感もしっかりあります。
スープがさっぱりしているからか、チャーシューは脂身の多いバラ肉を使用。
非常にトロトロとしておりまして、噛むとジュワッと肉汁が口の中を満たします。
メンマはコリコリとした歯応えしっかりタイプ。
三つ葉独特の香りや苦味が味をギュッと引き締めてくれるようで、最後のひと口まで飽きることはありません!
こちらは通常の会津山塩らーめん。(写真は味玉付きの960円)
三つ葉と赤玉を取り払ったと思ってもらえれば大丈夫かと思います。
ジャンク性の高いラーメンを食べた時の充実性とは全く異次元の充実性が、塩々のラーメンにはあります。
他店の塩ラーメンとはひと味もふた味も違うので、また食べたくなるはず!
繁華街の福島エリアではないですが、わざわざ足を伸ばす価値は十分にありますよ。
ごちそうさまでした!
塩々(しょっぺしょっぺ)
住所/大阪市福島区玉川1-2-51
電話/なし
営業時間/11:00~15:00、18:00~21:00
定休日/月曜、火曜不定休
席数/10席
交通/京阪中之島駅2番出口より徒歩約3分。JR新福島駅より徒歩8分。JR福島駅より徒歩14分