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筑豊の老舗がラーメンの日に約6年ぶりの新規オープン。インター近くの国道沿いで、新たな歴史を歩み出す。

ラーログ/福岡グルメレポートインスタグラマー/グルメライター

2024年7月11日オープン

あの筑豊ラーメンの雄「山小屋」が、福岡県大野城市に新規オープン。福岡市周辺エリアでは2018年の西区姪の浜での出店以来、約6年ぶりだそうです。そんな記念すべき新店舗は、7月11日のラーメンの日にグランドオープン。場所は太宰府インターから車で約2分の国道3号線沿い。以前、〈だるまの天ぷら定食〉があったところで、店前には広い駐車場もあります。

〈ラーメンの日〉
一般社団法人日本ラーメン協会が制定。ラーメン産業の振興・発展とともに、日本独自のラーメン文化を支えるのが目的。日付は7と11の7をレンゲに、11を箸に見立てたことと、ラーメンを最初に食べた人物とされる水戸黄門(水戸光圀公)の誕生日(新暦・1628年7月11日)から。(引用:日本記念日協会HPより)

「山小屋」といえば1970年創業の筑豊地区を発祥とする老舗ラーメン。もう半世紀以上、地元筑豊を中心に愛され続ける福岡を代表するラーメンのひとつ。現在は九州を中心に、中四国から関東まで多くの店舗を展開し、さらにはオンラインショップでの販売など、幅広く展開しています。(関連記事:お店の味がおうちでいただける、筑豊の名店の味を取り寄せてみた。手軽に美味しいお取り寄せラーメン。

そんな「山小屋」の福岡エリアで久々の新店舗、これは楽しみにしていたファンも多いのではないでしょうか。

店内はカウンター席とボックスのテーブル席があり広々。お一人様からご家族まで楽しめるスペース。そして新店としての新たな取り組みで、各席にあるタブレットの注文システム、お会計も自動精算機を導入するなど、DXを活用することにもチャレンジしているようです。

このオリジナルの丼に入った辛子高菜も名物ですね。お水や高菜はセルフサービスとなっています。(このご時世に、辛子高菜のセルフは嬉しい)

昭和(むかし)ラーメン

メニューは伝統の豚骨が基本ながら、二郎系やつけ麺など限定麺も人気のようです。また、季節ごとに登場する限定麺もあるようですね。その中でも、山小屋人気No1といわれる、昭和(むかし)ラーメンをいただきます。

創業当時から変わらない製法だという、豚骨と水だけで炊かれるこだわりのスープに、ねぎにメンマにチャーシュー、さらにキクラゲに海苔、煮玉子もトッピングされた豪華な仕上がりです。

濃厚に見えますが意外にさっぱり。程よい塩味を感じる秘伝のタレであるカエシの味わいが、豚骨の風味の中に広がります。臭みや重さなど全くなく、あっさりながらも味はしっかりとして、コクもある美味しいスープです。

独自でブレンドしている自家製麺は、中細ストレート麵。コシもあり歯切れ良い食感がスープとよく絡みます。麵とスープが交わる味わいは、やっぱり昔ながらの懐かしい飽きがこない一杯です。

上質な豚バラを使用しているという自家製チャーシュー。柔らかくてスープの味と交わるとまた美味しい。

山小屋の辛子高菜は美味しい。ピリッと辛くも強すぎない刺激と、味わいが本当に良いのです。ラーメンのスープに少し加えると味変もできますし、白ごはんといただいてもバッチリ。

卓上にはゴマにコショウに紅ショウガ。こちらはお好みで。

あっさりといただける飲み干せるスープはもちろん完食です。豚骨の旨味が広がる深みあるスープは、飲むごとに味わい良くなっていきます。後味もスッキリといただけますよ。

福岡の南部になる大野城や大宰府エリアでは初の出店。福岡空港からも車で15分程度というアクセス。筑豊で愛される老舗の味が、また新たなエリアでいただけるのは嬉しい限りです。国道3号線沿いにまたひとつ名店が加わり、これからの活躍にも期待です。

九州筑豊ラーメン山小屋 大野城店

住所:福岡県大野城市御笠川2丁目10-1
営業時間:11時00分~21時00分
定休日:無休
駐車場:有
公式HP:yamagoya.co.jp

インスタグラマー/グルメライター

福岡のラーメンインスタグラマー&グルメブロガー/KBCテレビ「高校生のじかん」出演中/一日一麺をモットーに年間400杯以上のラーメンを食すラーメンマニア/日々孤独に麺活を続ける〈博多のススリスト〉/【 name:Hiroyuki Kikai】/ 福岡の美味しいラーメンを全国に広めたいという思いと、あなたの行きたいお店を見つけるお手伝い。ラーメン以外も、食の宝庫と呼ばれる福岡グルメもご紹介。美味しいメニューをお届けします。ぜひあなたのお店選びのご参考に。instagramもラーログで検索してみてね!

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