「株式会社ふくや」に拍手!! 賢明な判断をしたアビスパ福岡のスポンサー #専門家のまとめ
2007年からアビスパ福岡をスポンサードしてきた明太子メーカー、「株式会社ふくや」が2025年1月末を持って契約を終了する。長期にわたってクラブを支え続けた地元企業にとって、自社の理念を大事にするが故の判断である。
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
アビスパ福岡は、来シーズンから金明輝を監督に据えた。ここで改めて述べるまでもなく、サガン鳥栖時代の暴力指導、パワハラで名を馳せた人物だ。
ふくやの川原武浩社長は、「企業として健全に事業を進め、確実に利益を上げながら発展していくためのパワーを備える」「お客様をはじめ社員、取引先、株主などその企業を取り巻くあらゆる人々を大切にしながら、社会全体に貢献していく」ことを理念として掲げている。また、「社員一人ひとりが、どんなステージに立ったときでも自らの力で輝ける人間であってほしい。ふくやで学んだことを活かし、地域のさまざまなシーンでイキイキと活躍できる、そんな人材に育ってほしい。そのような社員を育てることができる社」を目指している。
金による暴行、暴言によって傷付いた人間に寄り添うことをしないアビスパ福岡は、今回の川原氏の英断から、何を学ぶのか。ふくやの社長は、福岡のみならず、日本社会全体に非常に大きなメッセージを発したのではないだろうか。