アビスパ福岡とスポンサー契約満了発表の「ふくや」、社長が説明した2つの疑念 再契約も示唆
サッカーJ1アビスパ福岡の主要スポンサーの一つ、めんたいこ製造販売の「ふくや」(本社・福岡市)が30日、2025年1月末でスポンサー契約を満了すると発表した。クラブ関連商品の販売も終了する。川原武浩社長(53)は31日にネットの投稿プラットフォーム「note(ノート)」で理由を説明した。 ■「美しすぎて卒倒」金森が新妻披露【写真】 同社長は来季の福岡監督に就任が決まった金明輝氏(43)が、21年に当時J1のサガン鳥栖で監督の立場から選手らにパワハラを行った点を受け、福岡で再発したり過去の問題が再燃したりした場合、スポンサーとして信用低下につながるリスクを指摘した。 監督選定のプロセスがクラブの基本理念「子どもたちに夢と感動を地域に誇りと活力を与えます」に相違するとも指摘。同社長はクラブの社外取締役を務めており、監督人事を審議した取締役会で反対したことも明かした。金氏の監督就任に関しては一部サポーターからも疑問が出ている。 ふくやは07年から福岡のスポンサーを継続。13年秋にクラブの経営危機が表面化した際には支援商品の売り上げを全額寄付した。24年はユニホームの左袖に同社のロゴを掲載した。同社長が指摘した点が解決すればスポンサー契約を再開する方針で、アビスパに対する予算は来期も計上する予定。(末継智章) ▼注目選手の去就は?今オフの契約状況【一覧】▼