桑の実を使って簡単に作れるピクルス 料理に季節の彩りと味わいをプラス 常温で日持ちするので重宝します
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/top_1685839458958.jpeg?exp=10800)
桑の木と桑の実のミニ知識
桑(くわ)はクワ科の樹木の総称で日本に自生するクワ科の樹木は数種類あります。
ヤマグワやマグワはかつて日本でも盛んであった養蚕のためのカイコの餌として桑畑で栽培されていました。
畑で栽培される養蚕のための桑の木は、葉の収穫しやすさのために背を低く刈り込んで栽培されますが、野生の桑は樹高10m程に達する立派な樹木に成長します。
![桑は野山に自生する樹木 野生の桑はかなり大きな木になる](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685839680047.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
桑は日本の野山に古くから自生する樹木であり、このような野生の桑の木も至る所で見ることが出来ます。
桑の木は果樹としての利用もされており、梅雨入りの少し前に実る桑の実は甘酸っぱく生食の他に果実酒やジャムに加工しても美味しく食せます。
![桑の実は果物として生食しても美味しい 果実酒やジャムなどに加工して食べる方法もある](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685839785661.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
桑の実は抗酸化作用で知られるアントシアニン等のポリフェノールを多く含有する健康食品でもあります。
完熟した桑の実は黒紫色になり、この完熟果の果汁は赤紫色を呈し、この色の事をどどめ色(土留色)などと呼ぶ事もあります。
桑の実を採る時のコツ
黒紫色に完熟した実は甘酸っぱく生で食べても美味しいものです。
完熟した桑の実は液果であり潰れやすく、その上、ほんの少し触れただけで木から離れて脱落してしまいます。
![完熟した桑の実はチョット触れただけで木から脱落する](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685839952616.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
お惣菜などを入れる時に使う蓋付きの容器で受けるようにして脱落する完熟果だけを取り集めます。
![お惣菜を入れる蓋付き容器で脱落する完熟果を受けるようにして取り集める](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685840364834.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
桑の実でピクルスを作る
持ち帰った桑の実は水を入れた容器に浮かべてキズや汚れのある実を取り除きながら流水で軽く洗います。
![汚い実を取り除きながら軽く水洗いする](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685840705414.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
桑の実は多汁質の液果ですので潰さないように気を付けて洗います。
洗い終えたらザルに上げて水気を良く切ります。
![ザルに上げて水気を切る](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685840861317.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
果実に付いている緑色の棒の部分は取れれば取り除いた方が良いのですが、付けたままでも問題はありません。
水気が切れたら以下の物を用意して漬け込みます。
- 酢(ワインビネガーでも可)
- 砂糖
- 食塩
- 密封できる保存瓶(今回は容量1リットルの物)
![用意するものは酢、砂糖、塩、保存瓶](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685841132360.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
良く水気を切った桑の実を保存瓶に入れます。
今回は容量1リットルの保存瓶に半分くらいの量の桑の実を入れました。
![水気を切った桑の実を保存瓶に入れる](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685841238294.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
砂糖は大さじ1杯を入れる。
![砂糖は大さじ1杯](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685841332280.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
塩は指先に乗る程度(小さじ半分くらい)の量を入れます。
![塩は少々](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685841588316.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
酢は桑の実がヒタヒタ程度に浸るくらいの量を入れます。
![酢は桑の実が浸る程度](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685841728560.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
蓋をして常温の冷暗所で1週間程度そのままにしておきます。
![常温で1週間寝かせる](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685841818563.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
1週間も経つと酢に色が移って実はやや薄い色になっています。
![酢に漬けて一週間寝かせた後の桑の実](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685841906425.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
1週間後から使うことが出来ます。
使い方はピクルスのような感覚で、いろいろな料理の付け合せにほんの少しだけ添えるのが宜しいでしょう。
![ピクルスのような感覚で使える](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685842159005.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
クラッカーやチーズなどに乗せれば季節感あふれる美味しいおつまみになります。
![クラッカーやチーズに乗せて季節感あふれる簡単おつまみ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685842146231.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
今回のレシピですとかなり酸味が効いていますので少量を使うのがコツです。
![今回のレシピは酸味が効いているので少量使うのがコツ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00488879/internal_1685842428910.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
少量の汁を焼酎で割っても美味しいです。
お好みにより砂糖を多めに入れれば汁を炭酸水などで薄めて飲み物としても利用できます。
今が旬の桑の実で作るピクルスの紹介でした。
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