嘘をつく子の5つの特徴【現役教師が解説!】
ある日の放課後、Tくんが職員室にやってきました。「先生、宿題忘れちゃった…」と言うTくん。でも、その目は泳いでいて、どこか落ち着きません。「本当かな?」と思いつつ、私はTくんの話を聞きました。
みなさんは、子どもが嘘をつくとき、どんな様子か気づいたことはありますか?実は、嘘をつく子どもには共通する特徴があるんです。
今日は、私が20年間教師として子どもたちと接してきた中で気づいた、嘘をつく子の5つの特徴について解説します。これらを知ることで、子どもたちの心の声に耳を傾ける助けになればいいなと思います。
嘘をつく子の5つの特徴
1. 目が泳ぐ
視線が定まらず、キョロキョロと落ち着かない様子を見せます。例えば、宿題を忘れたと言いながら、目が天井や床をさまよっているのを見たことがあります。
2. 話し方がぎこちない
普段よりも早口だったり、逆にゆっくりと話したりします。授業中に隣の子とおしゃべりをしていなかったと言い張る子が、普段よりも声が小さくなっていたことがありました。
3. 体の動きが不自然
落ち着きなく体を動かしたり、逆に固まったりします。「お菓子を食べてない」と言いながら、ポケットの中で手をモゾモゾさせている子を見たことがあります。
4. 話の内容に一貫性がない
質問を重ねると、前に言ったことと矛盾する答えをすることがあります。遅刻の理由を聞いたとき、「電車が遅れた」と言っていたのに、後で「寝坊した」と言い直す子がいました。
5. 過剰に詳細な説明をする
聞いてもいない細かい部分まで説明し、相手を納得させようとします。「どうして宿題をやってこなかったの?」と聞いたら、「昨日の夕方6時23分に塾から帰ってきて、おばあちゃんちに寄って、夜9時15分に帰宅して…」と詳しすぎる説明をしていました。
まとめ
嘘をつく子どもには、目が泳ぐ、話し方がぎこちない、体の動きが不自然、話に一貫性がない、過剰に詳細な説明をする、といった特徴があります。でも、これらの特徴を知ることで、子どもたちの本当の気持ちに寄り添えるチャンスが生まれるんです。
ちょこっとアドバイス
正直に話せない理由があるのかもしれません。叱ることよりも、「どうしたの?」って優しく聞いてあげることが大切です。完璧を求めるのではなく、正直に話せる関係性を作ることが何より大切だと思います。
子どもたちは完璧じゃなくていいんです。大人だって時々は嘘をつくこともありますよね。大切なのは、嘘をついた後でも、正直に話せる雰囲気を作ることです。みんなで温かい心で子どもたちを見守っていきましょう。
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