現役教師が「もったいないな」と思う子の言動5選
先日、授業中に心に残る場面がありました。数学のテストを返却した時のことです。T君が80点を取ったのですが、「あー、またダメだ」とため息をついて、テスト用紙をくしゃくしゃに丸めてしまったんです。その姿を見て、思わず「もったいないな」とつぶやいてしまいました。
皆さん、周りにこんな子いませんか? 自分の良いところや、せっかくの機会に気づかず、可能性を閉ざしてしまいそうな子。そんな「教師が「もったいないな」と思う子の言動」について、気になりませんか?
今日は、教師の目から見て「もったいないな」と感じる子どもたちの言動について、私の経験を交えながら解説します。これを知ることで、子どもたちの隠れた可能性に気づくきっかけになればいいなと思います。
教師が「もったいないな」と思う子の言動5選
1. 自分の良いところに気づかない
自分の長所や才能を過小評価してしまいます。例えば、絵を描くのが上手な子が「僕の絵なんて、たいしたことないよ」と言って描くのをやめてしまうことがあるんです。その素晴らしい才能がもったいないなと感じます。
2. 新しいことへの挑戦を避ける
失敗を恐れて、新しい経験から逃げてしまいます。運動会の練習で、「私、走るの苦手だから」と本当に参加したがらない子がいるんです。その子の隠れた運動能力が発揮されずにいるのが、本当にもったいないと思います。
3. 努力の過程を軽視する
結果だけにこだわり、頑張った過程を評価しません。テストで90点を取った子が「100点じゃないからダメだ」と落ち込んでしまうことがあるんです。その頑張りと成長をしっかり認めてあげたいなと思います。
4. 人の意見を聞かない
自分の考えに固執して、他人のアドバイスを受け入れません。グループ活動で、自分の意見だけを押し通そうとする子がいるんです。みんなの意見を聞くことで得られる新しい視点や学びの機会を逃してしまっているようで、もったいないなと感じます。
5. 失敗を恐れすぎる
間違いを極端に怖がり、チャレンジする機会を逃してしまいます。授業中、間違えるのが怖くて手を挙げない子がいるんです。その子の考えを聞けたら、きっとクラスの学びが深まるのに...とよく思います。
まとめ
教師が「もったいないな」と思う子の言動として、自分の良さに気づかないこと、新しいことへの挑戦を避けること、努力の過程を軽視すること、人の意見を聞かないこと、そして失敗を恐れすぎることについて解説しました。
これらの言動を見ると、本当に「もったいないな」と感じてしまいます。でも、ここで一つ大切なことを覚えておいてください。こういった「もったいない」状況は、決して固定的なものではないんです。適切な支援と励ましがあれば、誰でも変われる可能性を秘めているんですね。
ちょこっとアドバイス
大切なのは、子どもたちの「もったいない」行動を批判するのではなく、その裏側にある不安や悩みに寄り添うこと。そして、その子の良いところや頑張りを具体的に伝えていくことです。「君の○○するところ、すごくいいと思うよ。もっと自信を持って」といった言葉かけが、子どもたちの可能性を開く鍵になるんです。
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