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BALMUDA Phone値下げ施策は誰向けなのか 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.455

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト

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石川 温の「スマホ業界新聞」

2022/02/12(vol.455)

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《目次》

1.BALMUDA Phoneが早くも大幅値下げ

-----「春の新生活応援キャンペーン」はターゲットにマッチしてるのか

2.澤田純NTT社長「エコノミーMVNOは見守ろうと思う」

------NTTドコモとしての情報発信に一抹の不安

3.孫社長、armのNVIDIAへの売却を断念

-----「第2の成長期」に入るarmをなぜ売ろうとしたのか

4.今週のリリース&ニュース

5.編集後記

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1.BALMUDA Phoneが早くも大幅値下げ

-----「春の新生活応援キャンペーン」はターゲットにマッチしてるのか

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BALMUDA Phoneが早くも値下げされることが明らかになった。

ソフトバンクショップの直営店では、BALMUDA Phoneを48回払いで購入した際、のりかえもしくは5~30歳の人が新規契約でメリハリ無制限もしくはスマホデビュープランのいずれかの加入、または機種変更の場合、通常価格の14万3280円が7万1664円に割り引かれるというものだ。

のりかえはワイモバイルとLINEMOから番号移行も含み、さらに機種変更も対象となるなど、かなり太っ腹なキャンペーンといえる。

これまでバルミューダの製品は一般的な製品よりも高価な値付けを維持していたが、わずか3ヶ月で値下げに踏み切るとは驚きだ。

バルミューダの寺田玄社長は「現在の販売状況が、私たちが望んだものと乖離がある。BALMUDA Phoneをより多くの人にお使いいただく試みなので、望ましいことだと考えている」としている。

実際、バルミューダの決算では携帯端末関連の売り上げは計画値を上回っており、キャリア納入分に加えてSIMフリー分が上振れしている模様だ。

ソフトバンクとしては、計画通りの台数を在庫として抱えているわけで、なんとか3月末までに裁きたいと必死なのだろう。

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ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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