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湾岸、横浜に続々オープンした新商業施設 住宅評論家が注目する2つの特徴とは

櫻井幸雄住宅評論家
6月25日、横浜で馬車道駅直結でオープンした「北仲ブリック&ホワイト」。筆者撮影

 2020年6月4日、三井アウトレットパーク「横浜ベイサイド」リニューアルオープン、同17日湾岸エリアに「有明ガーデン」オープン、同24日横浜駅と直結するJR横浜タワーに「ニュウマン横浜」オープン。同25日横浜のみなとみらい線馬車道駅直結の「北仲ブリック&ホワイト」オープン……この6月、東京と横浜で、新しい商業施設が次々に開業した。

 いずれも、4月、5月に華々しくオープンする予定だったが、コロナ禍による緊急事態宣言を受けて、開業を延期。緊急事態宣言が解除された後、6月から順次オープンした。 

 オープンに際し、賑やかなイベント等は控えられ、報道陣への事前公開も行われなかったので、ニュースで取り上げられることもまだ少ない。

 そのためか、7月中旬でも新商業施設開業に付きものの周辺渋滞は控えめ。駐車場に入る車の渋滞が発生するのはアウトレットの「横浜ベイサイド」くらいだ。

 4つの商業施設のうち3つは不動産会社によって運営され、2つは近接するマンションと関係の深い商業施設となっている。

 そこで、住宅、不動産の専門家として、6月から7月にかけて4つの商業施設に出かけてみた。実地取材を基に、近接マンションとの関係の深い2つの新商業施設について、これまでにない特徴を報告したい。

「住人のために」の性格を強めた商業施設

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住宅評論家

年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通。正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞に連載コラムを持ち、テレビ出演も多い。著書多数。

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