【横浜市港北区】梅の花が見頃!歴史ある「大倉山公園梅林」へ。週末は3年ぶりに観梅会も開催
横浜市屈指の観梅の名所「大倉山公園梅林」で、今週末2月25(土)26(日)に観梅会が開催されます。
現在、開花具合はどれほど進んでいるのか、現地を訪れてみました。
東急東横線 大倉山駅徒歩7分 大倉山公園梅林
訪れたのは2月22日(水)。雲ひとつない冴え渡った空に、紅梅、白梅、鮮やかに咲き誇っていました。
大倉山公園梅林には、約220本、46種類の梅の木があります。
大倉山駅方面入り口の梅林マップを見れば、どこにどんな品種があるのか一目瞭然。
特に珍しい品種を2つご紹介します。
紅梅や白梅が1本の木に咲く「思いのまま」
まずひとつめは、1本の木に異なる色の花が咲く「思いのまま」という品種。毎年どのような色の花が咲くのかわからず、人間の手では決して制御できないことからその名前が付けられたそうです。(横浜市港北区の公式サイトより)
「思いのまま」は2月22日現在、残念ながらほとんど開花していませんでした...。毎年こちらで観梅しているという方に聞いた話によると、近年は花付きがあまりよろしくないそうで…。
しかしながら小さな蕾のようなものが見られたので、これから先に期待したいですね。
緑色のガクが上品な「緑萼梅(りょくがくばい)」
もうひとつの珍しい品種は、花弁を支えるガクの部分が緑色の「緑萼梅(りょくがくばい)」。
特に蕾をみると萼(ガク)が緑色をおびているのが良く分かります。派手さはないものの奥ゆかしい気品を感じますよね。ぜひ園内を探してみてください。
その他の品種を含むこの日の梅林全体の開花具合は、(木によってばらつきがあるのですが)8分咲きくらいかなという印象でした。
露店は平日も出店!甘酒やおでんなどを販売
梅を愛でるだけでも華やかな気持ちになれるのですが、さすが地域屈指の観梅スポット、平日ながら飲食の露店があります!これは嬉しい。
甘酒、酒饅頭、焼きそば、おでん etc…。
観梅のお供にふさわしい乙なメニューばかりですよね〜!
大倉山公園梅林の歴史も興味深い
長い歴史がある大倉山公園梅林。遡ること92年、東京急行電鉄が龍松院から土地を購入し、昭和6年に開園したのが始まりです。
第二次大戦中は燃料用のたき木を取るため伐採されたり食糧不足のためイモ畑になった歴史もあるのだそう。
その後、昭和58年から昭和61年にかけて東急電鉄から横浜市に売却。再整備のうえ平成元年に大倉山公園の一部として開園しました。(参考:横浜市港北区の公式サイトより)
梅林として92年もの歴史があり、紆余曲折あったと思うと感慨深いものがあります。
週末は3年ぶりの観梅会
そんな、梅林として歴史ある「大倉山公園梅林」では、週末25日(土)・26(日)に、3年ぶりとなる大倉山観梅会が開催されます。
大倉山梅酒の販売や地元商店街による出店、ステージでは三曲演奏、舞踊などが行われます。
梅林が横浜市の所有になり、平成元年から続いてきた大倉山観梅会。2年間コロナ禍で閉ざされていた楽しみがこのように復活するということで、ようやく長いトンネルの出口が見えてきたような、そんな気持ちになりますね。
当日はお天気が良いことを祈ります。
第35回大倉山観梅会
日程:2023年 2月25日(土)・26(日)
開催時間:10時~16時
入場料:無料
大倉山公園梅林
住所:横浜市港北区大倉山2-10
アクセス:東急東横線大倉山駅から徒歩約7分
駐車場:なし
※車をご利用の際は、大倉山駅周辺のコインパーキングなどをご利用ください