【横浜中華街】多くの著名人に愛される「上海焼きそば」。店主から聞いた意外な美味しさの秘密〈横浜市〉
200店以上の飲食店がひしめく横浜中華街。その中で推しメニューとの出会いも、横浜中華街めぐりの醍醐味です。
「横浜中華街に来たらこの一皿を食べるべし」というほどのインパクトと唯一無二の存在感を湛える逸品。
今回は、著名人にもファンが多い「上海料理 萬来亭(ばんらいてい)」の「上海焼きそば」をご紹介します。
製麺所から派生した上海料理店 萬来亭
みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩約6分、中華街の端に佇む「上海料理 萬来亭(ばんらいてい)」。製麺所として戦前から創業し、現在3代目の店主が同店を営んでいます。
萬来亭の看板メニューはもちろん、自慢の自家製麺を使用した一品。
「上海焼きそば」です。
長嶋茂雄さんや田中邦衛さんも大ファン(だった)というこちらの一品。
ワシワシとした太麺に甘いソースが染み入るように馴染んで、他の上海焼きそばと次元が違うところにあるような存在感。
具は、小松菜と細切りの豚肉のみとシンプルなだけに、麺のポテンシャルが活きています。
ボリュームもたっぷりの上海焼きそばは、他の麺類や水餃子と組み合わせて、複数人でシェアするのもおすすめ。
おいしさの秘密を店主に聞いてみた。
「やっぱりうちは製麺所屋だから麺にはこだわっていて、他の海鮮焼きそばとも麺の種類を変えています。また、麺は8割茹でた後、味を付けながら煮込むんです」と店主。
上海焼きそばで煮込む工程があるとは、意外...! そして意外な事実はまだ続く。
「甘いソースは、オリジナルのオイスターソースか何かですか?」と筆者が聞いたところ
「オイスターソースは使っていません。笑 醤油と砂糖だけなんです」との答え。
なんと…。
何でも、醤油は中国と日本のものをブレンドしているのだとか。
上海焼きそばにオイスターソースは必要不可欠だと思っていた筆者は、目からウロコです。
シンプルながら味わいのある美味しさの秘密は、ひと手間かけた煮込みの工程と醤油ベースの味付けが鍵なのですね。
シンプルだけど記憶に残る、萬来亭の上海焼きそば。
わざわざ食べにいきたい一皿を目当てに、横浜中華街にお出かけしてみませんか。
上海料理 萬来亭(ばんらいてい)
住所:神奈川県横浜市中区山下町 126
営業時間
平日 11:30~14:30/17:00~21:00
土日祝日 11:30~21:00
店休日:木曜