【横浜市】老舗のお茶屋さんが30回以上試作した渾身の抹茶スイーツ。横浜らしい缶はお土産にもおすすめ
こんにちは。横浜の素敵なお店を紹介している地域ライターのミオです。
今回は横浜らしい贈答用スイーツを求めて伊勢佐木町へやってきました。
老舗のお茶屋さん「川本屋茶舗」
ご紹介するのは、創業127年の歴史があるお茶屋さん「川本屋茶舗」。古き良き老舗が今も多く残っている横浜市中区伊勢佐木町にお店を構えています。
2023年1月に改装しリニューアルオープンした店舗はまだ真新しさが感じられ、スタイリッシュな雰囲気です。
日本各地から取り揃えた60種類以上のお茶や伝統工芸の茶器が並ぶ棚には、鰹節も。創業当時、乾物屋として仕入れていた名残を表すように販売されています。
お茶屋さんが開発したお茶のスイーツ
お茶関連の商品が充実している一方、「まるでスイーツ店?」と思わせるショーケースの存在感。
20年前からお茶のパウンドケーキを手掛けてきた川本屋さんですが、2023年に改めて「CHAGASHI(ちゃがし)」というスイーツブランドを立ち上げ、より充実したランナップのスイーツやパッケージにリニューアルしました。
こちらの長方形の缶に注目!
伊勢佐木町の昭和の街並みが描かれた缶が可愛すぎませんか?
描かれているのはモダンガールや水兵さんが歩く伊勢佐木町通の賑わい。
スイミーデザインラボの吉水卓さん描き下ろしのイラストで、手提げ袋にもこちらのイラストが使用されています。
パウンドケーキが6個、またはガトーショコラが9個が綺麗に納まるこちらの缶。市外の人が贈答用にいただいたら「横浜らしさ」をきっと感じてくれることでしょう。
令和における老舗の挑戦
老舗の茶屋でありながらスイーツブランドに力を入れている同店。抹茶のガトーショコラ品化に至るまでのお話を副社長の川井喜和さんに伺いました。
「チョコレートのガトーショコラはもともと商品としてあったのですが、やっぱりお茶屋さんとして、うちにしかできない抹茶のガトーショコラを作りたくて。コロナ禍の時に挑戦しました。抹茶の味を最大限に引き出すことに一番こだわって、30回以上は試作しましたね」
と川井さん。
渾身の抹茶ガトーショコラは、宇治産の抹茶とホワイトチョコレート、国産バター、グラニュー糖、小麦粉、アーモンドプードルというシンプルな素材だけを使用して焼き上げるそうです。ねっとりとした濃厚な口当たり。甘さが程よくおさえられていることで抹茶の香りを存分に感じることができます。
通販でもお取り寄せできますが、おやつ用にひとつから購入できる店舗への訪問もぜひ。令和でアップデートしていく老舗の心意気が詰まったお店です。