保育園でお漏らしや泥遊び!汚れた服や布団カバーはどうする?保育園での対応を現役保育士が解説
現役の保育士です。
生活の場である保育園では、お漏らしをしたり泥遊びをして服や持ち物が汚れることが日常茶飯事です。
このような汚れた服は保育園でどのように扱っているのでしょうか。
今回は、汚れた服や布団への保育園での対応について紹介します。
※対応は保育園によって異なります。一例として参考にしてください。
お漏らし後の服や布団
たとえ年長さんでも午睡明けにはお漏らしをします。
「せんせー、お漏らししたー」と報告をもらったあと、先生たちはどうするかと言いますと・・
- 着替えることと、濡れた服は先生に渡すよう促す
- 布団カバーを外す
- 布団カバーと濡れた服を水洗い
- 水洗いしたカバーと服をビニール袋に入れる
- 布団を干す
- お漏らししたため布団カバーを返却する旨を保護者に伝達
匂い防止のため、濡れた布団カバーや服はすぐに水洗いします。
洗濯機で洗剤を入れて洗濯することもありますよ。
泥遊び後の服
泥遊びには、子どもの感覚や想像力・表現力・社会性などを育む効果があると言われています。
例えば、泥団子作りでは手指の使い方を身につけ、触覚や触感を育むことができます。
このため、積極的に泥遊びを取り入れている保育園もあるでしょう。
一方、体感では保護者の方々からは泥遊びは歓迎していない風潮を感じます。
泥の汚れは落ちにくいですから・・。
保護者の意向とは沿っていないかもしれないが、子どもの発達のために泥遊びをしようと決めた日の活動後の対応はこんな感じです。
- 泥遊び用の服を用意している家庭の子は着替える
- 泥遊び後の服は回収して水道に
- 午睡中にクラス全員分の衣類を手洗い
- ビニール袋に入れて返却
絵具を使った活動後の服
絵具を使う活動時に着るスモックを購入する園もありますね。
保育園では頻繁に制作活動を行っており、スモックを着ない保育園でも「今月は絵具を使って〇〇を作ってみましょう」などという活動を行います。
絵具の活動の前には、絵具が服に付かないように腕まくりをしたりと対策をしますよ。
また、絵具の作業は1-2人ずつに限定して行い、服を汚さないように保育士が子どもの後ろに張り付くことも。
この場合、他のお友達はおもちゃ遊びなど他の活動をしながら待って、順番に制作活動をします。
それでも絵具が服に付いてしまうことが良くあります。
そんなときは「しまった・・やってしまった。〇〇君の×××(ブランド名)の服を汚してしまった・・」と青くなりつつ、必死に洗濯しています。
服を汚さないために、毎回シール貼りや折り紙貼りなどだけで作品を作ることもできますが、子どもの体験の機会は減ってしまいますしね。
難しいところです。
まとめ
保育園の活動中に汚れた服や布団の保育園での対応について紹介してきました。
お漏らしは仕方がないとして、服については保育園には汚れても良い服のみを着てきて欲しいというのが、保育士として心からの願いですよ。