【元住設メーカー勤務】やっていたら今すぐやめて!「トイレのこすらず落とせる洗剤」のNG3選
便器掃除で使っている人も多い「こすらず落とせる洗剤」ですが、使用を誤れば「うっかり」では済まされない場合もあるんです。
元住設メーカー勤務の暮らし研究家が、「こすらず落とせる洗剤」の使用中にやってはいけない3つのNGについて解説していきます。
NG1.ブラシをいっしょに使うこと
今までブラシを使って便器掃除をしていた人にとっては、ブラシを使わないことに不安を感じる人もいます。
しかし、併用でブラシを使って掃除するのはオススメできません。特に硬めのブラシは、便器のコーティングを剥がしてしまう可能性が高いので逆効果なんです。
コーティングが一度剥がれてしまうと修復するのとは不可能で、汚れが落ちにくくなってしまいます。
それだけでなく、ブラシでこすったときに万が一目の中に飛び散ちる危険性もあるので、安全面を考えても使わない方がよいでしょう。
NG2.長時間放置すること
「こすらず落とせる洗剤」は、2〜3分おいて流すタイプが多いです。放置すればするほど汚れが落ちるのでは?と思いがちですが、じつは逆効果なんです。
刺激の強い洗剤使用は、変色やコーティングの剥がれにつながる場合もあり、便器の寿命が縮む原因にもなります。夜寝る前に塗布をして、朝起きたときに流すなんてもってのほか!説明記載どおりの放置時間を守りましょう。
NG3.使用中に酸性の洗剤を使って掃除をすること
「こすらず落とせる洗剤」には「まぜるな危険」とボトルに記載された商品が多いです。塩素系の洗剤が使われているものが多く、酸性のの洗剤を使って掃除すると「有毒ガス」が発生してしまうことがあるので絶対におやめください。
とくにトイレ掃除には、アンモニア臭に強いとされる「クエン酸スプレー」を使うことも多いので、うっかり同時に使ってしまうことも珍しくはありません。
トイレは狭くて有毒ガスが充満しやすい環境にありますので、直接混ぜなくても空気中で反応を起こしてしまうことがあり、注意が必要です。
便利でも危険!取り扱いには十分注意して
トイレの「こすらず落とせる洗剤」は、手軽で身近に感じるようになったからこそ気を抜きがちですが、使い方を誤るととても危険です。ボトルにたくさんの注意事項が記載されていますが、どれも大切なことなので初めて購入される人や今まで読んだことがなかった人は、一度目を通してから使ってくださいね。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※記事内容は個人の感想や見解を含みます。
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