ジュニア、ヤング、ミドル、シニア。年齢によって理想のスイングが異なる理由
理想のスイングとは
理想のスイングとは何なのだろうか。タイガー・ウッズのスイングだろうか、ベン・ホーガンのスイングだろうか、教本に出てくるイラストのスイングだろうか。
理想のスイングは、人間の数の種類がある。骨格、各部位の筋力など、体の特徴が人ぞれぞれ異なるのだから、人ぞれぞれ理想のスイングは異なる。
年齢によっても体の特徴の傾向が異なる。ジュニア、ヤング、ミドル、シニアでは、重心の位置や柔軟性、体のゆがみなど、様々な点が異なるため、理想のスイングについて一律に述べることができない部分がある。
触れられることが少ない、ジュニアゴルファーとシニアゴルファーの特徴について簡単に解説する。
世代別の特徴
ジュニア
重心の位置が成人よりも頭部に近く、立位姿勢の保持が不安定になる。そのような特徴があるため、バランスがよいアドレスやスイングの概念は、ヤングやミドルのそれとは異なる。
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シニア
年齢を重ねるほど、胸椎や股関節の可動域が狭まりやすくなる。スイング中の体の回転がスムーズにならなくなってくるのだ。
無理に体を回そうとすると、スウェイなどのスイングのエラーにつながる。シニア世代になってくると、狭くなる可動域に合わせたスイングを心掛けるか、可動域を広げるエクササイズを継続して、十分に体を回せる柔軟性を維持する必要がある。
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自分にとっての理想を探る
一般的に認識されている理想のスイングは、ヤングやミドルのゴルファーや、体に大きな特徴がなく柔軟性がある人に当てはまるものが多い。ジュニアやシニアなど少なからず体の特徴がある人には合わないものがある。
基本はおさえながらも、一般的に認識されている理想のスイングと、自分にとっての理想のスイングは、分けて考えていきたい。
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