Yahoo!ニュース

夏の枕、洗ってる?汗とニオイをスッキリ解消!洗濯研究家が教える【枕の丸洗い洗濯術】

平島利恵洗濯研究家
枕は洗ったことがありますか?

洗濯研究家の平島 利恵です。皆さん、ご自身やご家族の枕のニオイ、気になったことはありませんか?毎日使っている枕は、想像以上に汚れが溜まっているんです。枕カバーだけでは防ぎきれない汗や皮脂が枕に染み込み、放っておくと臭いの元に。今回は、そんな枕を清潔に保つための「丸洗い洗濯術」をご紹介します!

天日干しだけじゃ足りない!枕は定期的に丸洗いを

「枕は干すだけ」「消臭スプレーで十分」と思っていませんか?確かに天日干しは湿気を下げ、紫外線で殺菌する効果があり、消臭スプレーは一時的に臭いを抑えることができます。でも、臭いの元となる汗・皮脂の汚れそのものを取り除くことはできません。洗える枕は半年~1年に一度、丸洗いしましょう!

洗える?洗えない?枕の見分け方

洗濯表示を確認しても分からないときは、素材から判断しましょう!

一般的に洗える素材

  • パイプストロー
  • ポリエステル
  • ダウン
  • コルマビーズ

一般的に洗えない素材

  • そばがら
  • 低反発ウレタンフォーム
  • 羽毛

洗えない枕のお手入れは?
そばがらは天日干し、ウレタン・羽毛は陰干しします。天日干しや陰干しで湿気を下げ、枕カバーを毎日交換して清潔に保ちましょう。

枕の丸洗い洗濯【簡単3ステップ】

1.つけ置き洗い

枕カバーを一緒につけ置きするのも◎
枕カバーを一緒につけ置きするのも◎

汗・皮脂の汚れに強い、アルカリ性粉末洗剤を40度程のお湯によく溶かし、つけ置き洗いしましょう!お湯を使うことで、繊維の奥に染み込んで汚れも溶け出しやすくなります。

2.洗濯ネットで洗濯機へ

洗濯機洗いできるものは、すすぎ2回以上に設定し、枕単体で洗いましょう!

手洗いのものも、デリケートコースであれば洗濯機洗いできる場合もあります。(洗濯機の説明書で確認します)

手洗いの場合は、つけ置き後に押し洗いをし、何度か水を入れ替え、泡が出なくなるまで十分すすぎましょう。

3.風通しの良い場所で乾かす

洗い終わった枕は、必ず中までしっかり乾かすことが大切です。天日干しできる素材は外で平干しし、ダウンなどの素材は陰干ししましょう。

実際にやってみた!5年使った枕の結果は…

洗ったことがない枕を丸洗いした結果、驚くほど汚れた水が出てきました。皆さんの枕も、見えない汚れが蓄積しているかもしれません。今年の夏は、清潔な寝具で快適な睡眠時間を手に入れましょう!

プロフィールよりフォローいただくと、最新記事を見逃さずにご覧いただけます!

洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

平島利恵の最近の記事