明日ゴング! ネリにKO勝ちした男のWBC暫定フェザー級タイトル防衛戦
5月6日に東京ドームで催される井上尚弥vs.ルイス・ネリ戦が迫ってきた。筆者は井上の圧勝を予想する。
ネリの戦績は35勝1敗。ネリが唯一の黒星を喫した相手が、現WBC暫定フェザー級チャンピオンのブランドン・フィゲロアだ。
井上vs.ネリ戦より一足早く、フィゲロアがリングに上がる。現地時間5月4日、ラスベガス、Tモバイル・アリーナで、WBC暫定フェザー級タイトル初防衛戦として元WBOスーパーバンタム級王者、ジェシー・マグダレノ戦を迎える。
最終記者会見でのフィゲロアとマグダレノの言葉をお伝えしよう。
「ここに来られてとても光栄だ。自分の国旗とルーツを背負って戦うことを嬉しく思う。祖国に誇りを持っているからね。試合当日の夜が待ち切れない。誰もが同じ思いであることも理解している。
ジェシーのように、世界タイトルを得た経験があり、十分な実績を積んでいる選手と戦うのはいい気分だ。俺は常に最高のファイトをしたいと思っている。そして、今、2024年最大規模のステージに立っている。
俺は自分の仕事をファンに見てもらいたいんだ。戦うことが大好きで、ボクシングの全てを愛している。今回の興行に参加することに幸せを感じる。
自分は色んな動きができる。4日のイベントはボクシングの醍醐味を伝えられるだろう。俺はいつだってファンと友好関係を築くことを意識し、最高のショーを提供してきた。ファンの皆さんには、美しく危険な戦いに酔いしれた後、満足して帰宅してもらいたい。
メインイベントは、メキシコ人対メキシコ人。既に、メディアからも熱を感じるが、メキシカンファンはいつだって熱狂的だ。彼らに偉大なるショーを贈るよ。ジェシーも準備万端だろう」
元WBOスーパーバンタム級王者のジェシー・マグダレノも話した。
「戦いを控え、とても興奮しています。土曜の夜は火花が散るでしょう。そのために十分な調整をしました。ファンが望むものを持ってきました。それを披露しますよ。これは私にとって、ほんの始まりに過ぎません。
私はきっと、グレイトな勝利を収めるでしょう。我がチームはこの一戦に向けて熱心にトレーニングしました。誰が見ても圧巻のファイトになりますよ。私にとって非常に大きな意味があります。
ファンは胸を躍らせるでしょうね。私も、フィゲロアもそういった要素を持ってゴングを聞きます。最高の男が勝ちますよ」
フィゲロアはネリを屠ったように、マグダレノも下すことが出来るだろうか。試合後、勝者は井上尚弥戦をアピールするか。