官舎で酒に酔って抵抗できない部下の女性に性的暴行か 元検事正の電撃逮捕に思うこと
大阪中之島の法務合同庁舎やOBを含めた検察関係者に激震が走るニュースが飛び込んできた。大阪高検による元大阪地検検事正の電撃逮捕だ。筆者も速報に接し、思わず声を上げて驚いた。現職時代に仕事をともにしたよく知る間柄だったばかりか、こともあろうに罪名が準強制性交罪だったからだ。
高検による異例の捜査
大阪高検は被害者のプライバシー保護を理由として容疑の内容を公表しておらず、記者会見にも応じていない。しかし、すでに複数のメディアが報じ始めている。これによると、大阪弁護士会の弁護士である北川健太郎氏が、検事正を務めていた2018年頃、大阪市内の検事正官舎で、アルコールの影響により抵抗できない状態だった部下の女性に対し、性的暴行を加えたとされる容疑のようだ。
同僚らと店で酒を飲んで解散したあと、部下の女性と2人で検事正官舎に移動したという。後輩の女性検事だと報じているメディアもある。一方、北川氏は逮捕前の大阪高検の取調べに対し、「同意があると思った」などと供述していたという。
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