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仕事、結婚、子供……悩みが尽きない女子にオススメ!4月の「絶対に面白い映画」【その1・女子の人生編】

渥美志保映画ライター

オスカーに絡んだ作品が続々公開される4月はなんだか豊作で、勢い余って7本の映画をピックアップしてみました。

上旬公開の3本をご紹介する今回は、なぜか都合よく「男社会で働く女子」「結婚の深淵」「母と子供の関係」を映画板作品が揃っています、題して【女子の人生編】。

ちなみに下旬公開の4本は、オスカー作品賞や、あのレオナルド・ディカプリオの主演作を含めた4本を【オスカー受賞作編】としてご紹介していますので、併せてごらんくださいませ!ということで、まずは【女子の人生編】を行ってみましょう。

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ブリー・ラーソンと子役ジェイコブ・トレンブレイ。名演技!
ブリー・ラーソンと子役ジェイコブ・トレンブレイ。名演技!

誘拐され小さな「ルーム」に監禁された少女ジョイと、彼女が「ルーム」で産み落としたジャック。あるきっかけで決意したジョイは、外の世界を知らないジャックとともに決死の脱出計画を実行。だが7年ぶりの解放で、ジョイは心の傷をあらわにしてゆく。脱出劇までの前半はハラハラドキドキ、解放されてからの後半は母子の愛と成長に号泣。この作品でオスカー主演女優賞を獲得したジョイ役ブリー・ラーソンはもちろんですが、ジャック役のジェイコブ・トレンブレイの上手さと可愛さもすごい!

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4月8日(土)公開

公式サイト

『ボーダーライン』

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント演じるFBI捜査官。アクションもイケる売れ売れ女優。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント演じるFBI捜査官。アクションもイケる売れ売れ女優。

CIAのメキシコの麻薬カルテル殲滅作戦に参加することになったFBI捜査官ケイトは、コロンビア人のコンサルタント、アレハンドロの、法を完全に無視した捜査手法に反発を強めてゆく。やがて明らかになった彼の正体とは……。激烈な悪に支配された無秩序な世界で実行される「正義」の正体を暴く硬派な社会派ドラマ。アレハンドロを演じるベニチオ・デル・トロが尋常でないド迫力。監督は『灼熱の魂』『プリズナーズ』で知られ、『ブレードランナー』の続編も手掛ける予定のドゥニ・ヴィルヌーブ。

『ボーダーライン』

4月9日(土)公開

公式サイト

シャーロット・ランプリングの夫を見る目が怖いなー。
シャーロット・ランプリングの夫を見る目が怖いなー。

50年前に雪山で行方不明になった恋人カチャの死体が見つかった――結婚45周年のパーティーを控えた夫婦の元に届いた手紙に、うろたえる夫のジェフ。以来、カチャの亡霊にとりつかれたかのように奇妙な行動に出る夫に、ケイトは見知らぬ男のような違和感を覚え始める。どんなに長い時間ともに歳を重ねても、男と女は分かりあえないということをまざまざと見せつけられます。結婚の深淵を覗く、ちょっと恐ろしいような大人の1本。この作品でオスカー主演女優賞にノミネートされたシャーロト・ランプリングの、静かに狂気を怯えていくような演技が素晴らしい!

『さざなみ』

4月9日(土)公開

公式サイト

下旬公開の【オスカー受賞作編】はこちら!

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映画ライター

TVドラマ脚本家を経てライターへ。映画、ドラマ、書籍を中心にカルチャー、社会全般のインタビュー、ライティング、コラムなどを手がける。mi-molle、ELLE Japon、Ginger、コスモポリタン日本版、現代ビジネス、デイリー新潮、女性の広場など、紙媒体、web媒体に幅広く執筆。特に韓国の映画、ドラマに多く取材し、釜山国際映画祭には20年以上足を運ぶ。韓国ドラマのポッドキャスト『ハマる韓ドラ』、著書に『大人もハマる韓国ドラマ 推しの50本』。お仕事の依頼は、フェイスブックまでご連絡下さい。

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