【実際に勤務している保育士が解説します!】大規模保育園と小規模保育園どちらが子どものためになる?
こんにちは、子育てをする皆さんのために役立つ情報を簡単に、わかりやすく発信することをモットーにしている保育士のしん先生です。
子どもを預けたいと思っても保育園は大規模から小規模までさまざまあり保護者にとっては悩むところですね。
「大きな保育園は保育園らしくて良い?」「やっぱり手厚く保育しているのは小さな保育園?」など疑問がたくさんありそうです。
保育の仕方は勤務している保育士によるので実際のところはわかりませんが、大規模保育園と小規模保育園ではあきらかに違いがあるので解説していきたいと思います。
子どもの性格や環境などを考えながら参考にしてみてください。
大規模保育園の特徴
子どもの人数が多いため、当然ながら大人数で活動します、子どもは他の友達を見て刺激になります。
楽しそうに遊んでいる姿を見て自分も真似してみる、褒められた友達を見て自分もやってみるなど良い刺激がある反面、友達がふざけている姿を見てふざけてみるなど悪い刺激もあります。
クラスにはたくさんの子どもがいるので少しぐらい喧嘩しても他の友達と遊ぶこともできるでしょう。
大規模保育園は、園庭が広く外遊びが十分にできるのも魅力です、たとえ遊具の数が少なくても子どもは自分のやりたい遊びを常に考えているので飽きません。
保育園によっては午前中と給食後と延長保育中と一日に3回も園庭で遊ぶところがあります、お外に出ることにより気分転換になり保育時間が長い子どもも健康的に過ごすことができます。
園庭が広い保育園では、行事も盛大にできるので子どもにとっても保護者にとってもよいですね。
子どもの人数が多く、保育士の人数がギリギリであると、どうしても子ども一人ひとりにかけられる時間が短くなります。そのため子どもは自分で何とかしようとする意欲が育ち、考えようとします。
手厚い保育もよいのですが、多少なら見守ることも大切だと思います。
小規模保育園の特徴
なんといっても家庭的な雰囲気でゆったりとした時間の中で子どもは過ごします。
人数が少ないため、給食や午睡など多少時間がずれても問題ありません、子どもは自分のペースを保つことができるでしょう。
保育士の配置も国の基準より手厚いことが多く、子どもは保育士と深いかかわりを持つことができます。
小規模保育園では園庭がない、もしくは園庭が小さいことがあります、お外遊びが限られるので大規模保育園のように一日に何回もお外に出ることができません。
散歩が中心となり近くの公園で遊ぶことになるため、公園が混雑していると譲り合って遊ぶことになります。
めったにないことですが公園ですと子どもがすり抜ける場所があるため、危険が伴います。保育士は常に子どもの人数を把握していますが、思わぬこともあるかもしれません。
まとめ
一概にどちらがいいとは言えません。
それぞれで良い点、悪い点があるので譲れないところだけを決めて保育園を選んでみてください。
一日の大半を過ごす保育園ですから環境は大切ですが、一番大切なことはどのような保育士が働いていて子どもにどのような保育をしているかです。
日頃の様子を見る機会はなかなかありませんが、常に保育士とコミュニケーションをとり、見抜くことが大切なのでそこも重視するとよいかと思います。
環境はいまいちでも園長先生の対応がしっかりとしていて誠意があり、保育士の入れ替わりが少ない保育園は人間関係が良好ですので子どもに対しても悪い影響がありません。
保育園選びはとても悩みますがポイントをおさえて後悔しない選び方ができるといいですね。