お菓子作りに「有塩バターは使わないで!!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「バター」は好きですか?
食パンにジャムとバターの組み合わせは、朝ごはんの代名詞と言っても過言ではありません。また、バターはパンに塗るだけでなく、料理の隠し味に使うこともでき、私はよくカレーを作る際に、コクを出すために少し入れたりもします。
そんな使い道が豊富なバターですが、最も多く使われる場面は、「お菓子作り」ではないでしょうか?クッキーやタルトなどの焼き菓子から、ケーキやパイまで、バターはお菓子作りに欠かせない存在の1つです。
ここで、バターに関して気をつけてほしいポイントが1つあります。
それが…「有塩バター」と「無塩バター」です!
今回の目次
- お菓子作りに「有塩バター」は使わないで!
- なぜ、お菓子作りには「無塩バター」を使うのか?
- まとめ
お菓子作りに「有塩バター」は使わないで!
お菓子作りが好きで、よく作る方にとっては常識的な事かもしれませんが…
お菓子作りに「有塩バター」は使わないで下さい!
バターには、大きく分けて「有塩バター」と「無塩バター」の2種類があります。
通常、家庭で使うのは「有塩バター」ですが、お菓子作りが目的なら「無塩バター」を使う必要があるのです!
なぜ、お菓子作りには「無塩バター」を使うのか?
お菓子作りに、「無塩バター」を使う理由は2つあります。
①味がしょっぱくなってしまうから
→パンに塗ったり、料理に使う程度の量ならそれほど実感しないのですが、お菓子作りだと、使うバターの量が多く、有塩バターを使うと"塩の量”も比例して多くなるため、味がしょっぱくなってしまうのです。
②グルテンを強めてしまうから
→お菓子作りでは、できるだけ小麦粉の粘りを出さないようにすることで、ふわっとしたスポンジケーキや、サックリしたクッキー、タルトなどが作れます。しかし、有塩バターだと、塩が小麦粉の粘りである「グルテン」を強めてしまい、サクサク感やふんわり感が求められるお菓子作りには不向きになってしまうのです。
グルテンが強まると、粘りや弾力が増し、ふわっとした軽い仕上がりが難しくなります。そのため、例えばサクサクしたクッキーやふんわりしたスポンジケーキなど、軽い食感を求める焼き菓子では、グルテンの粘りを強くしないようにするのが重要なのです!
まとめ
- お菓子作りに「有塩バター」は使わない
- お菓子作りには「無塩バター」を使う理由は2つある
- ①味がしょっぱくなってしまうから
- ②グルテンを強めてしまうから