【京都市西京区】1日3時間週数回の営業だけど毎日精米したつきたての米を釜で炊いた俵おにぎりが美味
阪急桂駅からバスで7分ほど、物集女街道と樫原山陰街道の交差点を下がったあたりの道路沿いにある、小さなショーケース1つのおにぎりの店があります。「俵おにぎり むぅ」を2024年7月6日に訪ねてみました。
塩にぎりや自家製おかか、鶏そぼろ、こんぶなど定番のものから、しば漬け大葉、小松菜おかかなど変わり種も。また、その日の気まぐれ俵などもあります。外からショーケースに並べられたおにぎりたちをじっくり選んでから、ベルを押します。
オーナー店主の穴山さんが奥の厨房から出てきてくださいます。穴山さんによると、「この方式がお客様がゆっくり気兼ねなく好きなおにぎりを物色してもらえる」からなのだそう。その日の気まぐれ俵の「梅と枝豆おにぎり」と「チュモクパプ」を食べてみました。
米粒がほこほこした美味い飯に、梅の酸味と枝豆の甘みが馴染んでうま味がさらに増しています。梅昆布茶で仕上げてあるといいます。穴山さんによると、おにぎりに最適な岩手県産ブランド米「銀河のしずく」を100%使用し、毎日精米したつきたての米を高火力ガス釜で炊き上げるのだそう。海苔は、有明の味付け海苔を使っています。
穴山さんが、ご主人の実家の施設でもあるこの場所で店を始めたのが2023年の11月でした。「毎日食べるおにぎりだから、添加物の多い大量生産品ではなく安心な商品を作り、コンビニと同程度の価格で提供したい」との思いから、良質の米を安く仕入れるルートを確保し、農家の軒下販売など地元樫原で仕入れた食材を使うなどして具も手作りし、俵型の身体に優しいおにぎりを販売されています。
間の日からウイークエンドにかけての営業で1日3時間、土日はイベント出店の日もあるので休みの時も。それでも1日2.5升炊き上げるのだとか。ごま油香る高菜と醤油と出汁のコクが美味しいひじきと鮭がとっても合う「高菜ひじき鮭」も新登場。
穴山さんは、「樫原の皆さんに愛される地元のおにぎり屋を目指し販売を続けていきたい」と語って下さいました。みなさん、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください!
「俵おにぎり むぅ」(外部リンク)京都市西京区樫原口戸1−39