【花・野菜】テキスト通りなのに肥料不足や肥料過多。知っておこう!固形肥料3種類の使い分け!
こんにちは、園芸愛好家のグロ子です。
今年の梅雨は雨が多い!
せっかく植えた花や野菜が雨で弱ってしまいます。
雨続きでは液肥をやってもすぐに流れてしまう。
だったら固形肥料をやっておくか…となりますよね。
でもちょっと待って!その固形肥料の種類はちゃんと確認しましたか?
固形肥料は進化している
最近の園芸肥料は日進月歩。
痒い所に手が届くように進化しています。
「固形肥料=化成肥料」のイメージは遠い昔の話。
有機成分が豊富な肥料もあれば、植物に合わせて「窒素・リン酸・カリ」の組み合わせを調整しているものもある。
ありとあらゆる肥料を粒状やタブレット状にして、扱いやすく加工してあるのが今の固形肥料です。
固形肥料をぼんやりと一つのイメージで括ってはいけません。
固形肥料の見落としがちな重大ポイント
固形肥料には忘れられがちな、でもとても大切なポイントがあります。
"その固形肥料、いつ効くの!?"
- 速効性肥料
- 緩効性肥料
- 遅効性肥料
固形肥料にはざっくりこの3種類があります。
固形肥料であっても、効果の出る時期が全く違う。
この3種類をちゃんと理解して施肥しないと、肥料不足や肥料過多の原因をつくるだけになってしまいます。
速攻性肥料
花や野菜にすぐ効く速攻性肥料といえば液肥のイメージです。
でも固形肥料にも速攻性肥料はある。
化成肥料は固形でありながら水に溶けやすく、とても効きが速い速攻性肥料です。
撒いた直後にすぐ効き、そのかわり効果は長期間ではありません。
速攻性肥料で気をつけないといけないのは、施肥後に雨が続くと一気に溶けて爆発的に効いてしまうこと。
そしてその後は肥料切れになってしまいます。
今年は雨が多い。
家庭菜園のトマトに化成肥料を使い、今の時点で肥料過多になってしまった人もいるのではないでしょうか。
化成肥料はどちらかといえばプロが使う肥料です。
「窒素・リン酸・カリ」の割合が袋に表示されていますが、あの数字で作物に合わせて施肥量を決めていきます。
説明書きに「早く効く」「すぐに効く」という記述があればそれは速攻性肥料。
素人が使う時は量を加減して少しずつ、何回かに分けて使いましょう。
緩効性肥料
ちょっと値段が高い固形肥料、説明書きを読むとだいたいが緩効性肥料です。
「ゆっくり効く」「長く効く」などと書いてあるなら緩効性肥料となります。
緩効性肥料は有機成分が含まれているものも多く、長期間緩やかに効果が出るように工夫されています。
素人には使いやすいし失敗が少ない、一番お勧めの肥料です。
少々入れ過ぎてしまっても、効き目がゆっくりなので肥料過多になることはあまりありません。
ただ肥効期間長いので、まだ効果が続いているのに足して施肥してしまいがちです。
注意して使い過ぎないようにしましょう。
遅効性肥料
遅効性肥料とは効果が表れるまで少し時間がかかる肥料です。
微生物に分解されてから効果が出る有機質の固形肥料、これが一般的な遅効性肥料となります。
遅効性肥料は最初効果が出ないので、ついつい使い過ぎてしまいます。
効果を待てずに適量以上に使い、肥料過多にしてしまうパターンです。
遅効性肥料は置き肥が多いのに、土中に埋めてしまうのもよくある失敗です。
説明書きに従った使用でないと正しい効果は得られません。
固形はあくまでも形状
ガーデニングを楽しむ人が増え、いろんな植物を栽培することが可能になってきました。
それに合わせて肥料もたくさん販売されています。
ひとくちに固形肥料といっても、本当に成分も効き方も複雑になってきました。
もの言えぬ花や野菜のために、肥料を使う時は説明書きを必ずチェックしてください。
どんな植物に使えるか、肥効時期、肥効期間を確認してから正しく使いましょう。
せっかくの肥料が枯らす原因になっては元も子もありませんものね!
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