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「ミスSNS 2019」授賞式レポート――グランプリはkubo、準グランプリは愛わなび、雪見みと

宗像明将音楽評論家
左から夏目綾、愛わなび、kubo、雪見みと、花柳のぞみ(筆者撮影)

2019年3月31日、新橋G-styleで「ミスSNS 2019」の授賞式が開催された。

「ミスSNS」は、SNSをベースに活躍している女子、これから活躍したい女子を見つけるために開催されたオーディション。2018年11月22日から応募がスタートした後、500人以上の応募者の中から、2019年2月12日にセミファイナリストを発表した。さらに、さまざまな課題を与えられたセミファイナリストの中から、2019年3月4日にはファイナリストを発表し、この日ついにグランプリと準グランプリを発表した。

「ミスSNS」プロデューサー(一般的なオーディションの審査委員長に当たる)であるHaru WagnusとTAKEIの挨拶において、TAKEIは「何か面白いものを作ったり、盛りあげていったり、つながりを増やしていったり、感動を作ったりできることが今後のミスSNSではないかと思います」と期待を述べた。

ファイナリストは、愛わなび、kubo、夏目綾、花柳のぞみ、雪見みとの5人。緊張した面持ちのなか、5位から発表されていった。

5位は、アイドル・グループのMewMewでも活躍する夏目綾。4位は、モデルの花柳のぞみが選ばれた。

夏目綾(筆者撮影)
夏目綾(筆者撮影)
花柳のぞみ(筆者撮影)
花柳のぞみ(筆者撮影)

そして次は3位の発表……と思わせて、先にグランプリの発表に。グランプリに輝いたのはkuboだった。

kubo(筆者撮影)
kubo(筆者撮影)

続いて準グランプリとして、女優にしてモデルの愛わなびと、モデルの雪見みとが発表され、2人がともに受賞することが明らかになった。

左から愛わなび、雪見みと(筆者撮影)
左から愛わなび、雪見みと(筆者撮影)

グランプリを受賞したkuboは、「私、今すごい混乱していて」と述べつつ、「私がミスSNSを受けようと思ったきっかけは、愛わなびちゃんがいたからで。愛わなびちゃんのオタクで、愛わなびちゃんのイベントに行ったり、フォローしてちょっと追いかけたりしてたんです」と応募のきっかけを明かした。そして、涙を流しつつも「ここがゴールではない」と力強く語った。

見つめあうkuboと愛わなび(筆者撮影)
見つめあうkuboと愛わなび(筆者撮影)

準グランプリの愛わなびは、「正直、最後の1か月は精神的につらいことが多くて。私は特に美人でも、モデルみたいな体型でもないし、生まれ持ったものがあるわけじゃなくて、友達にいそうな顔なんだろうなっていう存在で。でも、それって親近感があっていいところでもあると思うんです。私は今は事務所に入ってるんですけど、事務所にスカウトされたことは一度もないし。本当に普通の女の子が、どこまでSNSでできるのかやってみたかったんです。私はもともとSNSの使い方が得意じゃないし、顔を載せたからといっていきなり『いいね』が500件つくような顔じゃないし」と涙を流して葛藤を明かしつつ、「準グランプリという形に残る称号をいただけたことは安心しました。応援してくださっている方がいたり、街中で声をかけてくださる女の子がいたり、すごいメッセージをいただけるようになったりして、今回賞をいただけたことがうれしいです。これで死ぬわけじゃないので、夢に向かってまた駆けだしていきたいと思います」と喜びを語った。

左から愛わなび、雪見みと(筆者撮影)
左から愛わなび、雪見みと(筆者撮影)
左から愛わなび、雪見みと(筆者撮影)
左から愛わなび、雪見みと(筆者撮影)

同じく準グランプリの雪見みとは、「自分らしくやっていけたらいいなと思っていたので、私は笑顔で楽しくやって、それを評価していただけたのでうれしいです」と、自身のスタンスが評価されたことに感謝の言葉を述べた。

kuboがグランプリに選出された理由として、Haru Wagnusは「SNSに限らず活躍してくれるだろうと選ばせていただきました」と語った。

さまざまな活躍の場がすでに用意されているというファイナリストの5人の活躍を楽しみにしたい。

愛わなび(筆者撮影)
愛わなび(筆者撮影)
音楽評論家

1972年、神奈川県生まれ。「MUSIC MAGAZINE」「レコード・コレクターズ」などで、はっぴいえんど以降の日本のロックやポップス、ビーチ・ボーイズの流れをくむ欧米のロックやポップス、ワールドミュージックや民俗音楽について執筆する音楽評論家。著書に『大森靖子ライブクロニクル』(2024年)、『72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶』(2023年)、『渡辺淳之介 アイドルをクリエイトする』(2016年)。稲葉浩志氏の著書『シアン』(2023年)では、15時間の取材による10万字インタビューを担当。

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