県政100年を記念して1976年5月に開演した緑化施設「愛知県緑化センター」。

総面積48.2haを誇る敷地には、花木や山野草の展示林のほか、日本庭園やロックガーデンなど、趣向の富んだガーデンが整備され、四季折々の自然に出会えます。

また健康増進を図る森林浴を推進していて、広い園内のハイキングすることが可能です。

そんな「愛知県緑化センター」ですが、一番賑わうのは3月下旬〜4月上旬の春シーズン。なぜなら園内を彩る花々が見頃を迎えるためです。

中でも最も有名なのが、40本のソメイヨシノと約1万本のユキヤナギの共演。

淡く優しいピンク色と、まるで雪の降り積もったようなユキヤナギのコラボレーションが絶妙です。通過すると、ユキヤナギの甘い香りで鼻腔が満たされます。

県下でもこれほどスケールの大きいユキヤナギの小道は珍しいと思います。

そんな桜とユキヤナギの共演が見られるのは、日本庭園というロケーションも唯一無二。趣ある池泉回遊式庭園の高台を歩く道をトンネルのように包んでいます。

そんな風景のアクセントとなっているのが、所々咲いているミツバツツジです。

森の中で鮮やかなピンク色を放つ可愛らしい花々に癒されます。自然林の中にも群生しており、愛知県緑化センターが見せる春の風景の立役者です。

ピンク色のツツジ、紫色のミツバツツジ、黄色のミツマタなど、場所によっては複数のお花が重なる風景を楽しむこともできますよ。

愛知県緑化センターの場所は豊田市ですが、猿投グリーンロードを使えば名古屋市街からでも30分ほどでアクセスでき、広々とした無料駐車場＆入園無料なのも嬉しいです。

ぜひカメラを持って、気持ち良い春のハイキングを楽しんでみてはいかがでしょうか？

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