増えすぎたキャンプ道具を減らすコツ【ノウハウ】ポイントは断捨離・小型化・兼用の3つ
キャンプブームの影響もあってか、最近は性能の良いキャンプ用品が安く手に入るようになりました。
特に百均のキャンプ用品は種類が豊富なので、つい買い過ぎてしまったという方も多いのではないでしょうか。
その結果、キャンプに行く度に荷物が増えてしまう、という問題が発生します。
そこで、キャンプ道具が多すぎて困っているという方におススメな方法があります。
それは、「断捨離」「小型化」「兼用」の3つの対策。
この記事では、自分流のキャンプ道具を減らす為のコツを紹介します。
断捨離
まずは「断捨離」。
一年間のキャンプを通して「一度も使わなかった物」もしくは「使わなくても済んだ物」は多分これから先も必要としないアイテムだと思います。
そういったアイテムは家の倉庫、もしくはリサイクルショップへ。
キャンプの楽しみ方やスタイルも次第に変わってくるので、定期的にキャンプ道具を見直すのも良いでしょう。
例えば、焚き火台と薪を持ってきて燃やすスタイルから、キャンプ場のカマドを使って流木を拾って燃やすスタイル変わった場合。
持って行くのは火バサミだけになったとか。
小型化
最近のキャンプ用品は収納サイズがコンパクトなものが多いです。
そういった、コンパクト&スタッキングが出来るアイテムに揃える事で荷物を減らすことが可能になります。
ただ、道具が軽量で小さくなるにつれて価格が高くなり、耐久性が悪くなるというデメリットがあります。
重量と価格、どのあたりで妥協するかも人によって個人差があるでしょう。
兼用
一台で二役、もしくは多用途に使えるアイテムを使うことで更に道具を減らすことが出来ます。
荷物を減らすには、この「兼用」が一番重要だと実感しています。
例として以下のアイテムを紹介します。
【薄手のウィンドブレーカー】
・普段着
・防寒着
・パジャマ
ウィンドブレーカーの上下セットがあれば「着替え」と「寝巻き」を兼用することができます。
夏は、日焼け防止、虫除けにもなります。
冬は、風を通さないウィンドブレーカーなので下にフリースやダウンを着込むことで暖かく過ごせます。
【フード付き防水ジャケット】
・防寒着
・レインウエア
・傘
・防水バッグ
・帽子
防水ジャケットなら急に雨が降っても安心です。
ポケットも防水なので、濡らしてはならない電子機器や財布を入れて簡易的な防水バッグの代わりとして使うことができます。
雪が降る日は防寒着としても機能します。
陽射しの強い日は、フードを被れば帽子は必要ありません。
【コンパーチブルパンツ】
・長ズボン
・短パン
・海水パンツ
コンパーチブルパンツは、膝下のパーツを取り外すことで半ズボンにすることができます。
海や川に入る時は、膝下のパーツを取れば短パンや海水パンツに早変わりします。
【手袋】
・汚れ防止の手袋
・防寒グローブ
・鍋つかみ
・雑巾
・ウエス
手袋は汚れを防止するだけでなく、鍋つかみの代わりに熱い物を手に持つことができます。
軍手なら食事をこぼして汚した時は雑巾として使っても良いでしょう。
ペグの泥を落とす時にも使えます。
バイク乗りならバイク用グローブと兼用もできます。
【タオル】
・洗面用タオル
・手ぬぐい
・マフラー
・バンダナ
・帽子
・雑巾
タオルは洗顔や手洗い、お風呂にも使う使用頻度の高いアイテムです。
特に雨の日には雑巾として必要不可欠です。
他にも頭に巻くと帽子代わりになるし、首に巻くとマフラー代わりもになります。
ウエスとしても使えるし、綿のタオルなら最後は着火剤として焚き火で燃やすことも可能です。
【石鹸】
・ボディーソープ
・シャンプー
・食器洗い用洗剤
・洗濯用洗剤
人にもよると思いますが、私の場合は一つの固形石鹸で何でも洗ってきました。
もう30年近く、日常でも石けんで体と頭を洗っているのでキャンプで使っても違和感はありません。
もちろん、食器や洗濯物も石鹸で洗います。
【大きめのクッカー】
・ナベ
・ヤカン
・食器
・バケツ
・洗面器
ハンゴウなど、容量が2リッター以上あるクッカーならバケツとしても使うことができます。
丸型のクッカーなら洗面器としても使えます。
【シェラカップ】
・食器
・コップ
・調理器具
・軽量カップ
・お玉
・アルコールストーブの風防
言わずと知れた万能カップ。
コップ、お皿、お湯を沸かすなど、使い方次第で色々な用途に使えます。
食事のお皿で使った後は、コップとして使うことが多いですね。
【木製スプーン】
・スプーン
・木ベラ
・しゃもじ
・計量スプーン
何故、丈夫な金属製のスプーンではなくて木製のスプーンかと言うと。
木のスプーンは金属製よりも軽量で、木ベラの代わりとして使う時はテフロン加工された鍋を傷つけること無く食材を混ぜることができるからです。
また、ご飯を入れるシャモジとしても活躍します。
スプーンの分量を覚えておけば、軽量スプーンとしても使うこともできます。
【折り畳み式ナイフ】
・包丁
・ハサミ
コンパクトで軽量な折り畳み式のナイフが便利です。
ナイフがあれば、食材を切ったり、ロープを切ったり、薪を削ったりすることができます。
キャンプで切る作業に関しては、ナイフで何でも出来ます。
【アルミの板】
・テーブル
・遮熱板
・ストーブの風防
A4サイズのアルミ板がおススメです。
アルミ板を薪や石の上にのせてテーブルとして使ったり、テントの中で食事をする際には遮熱板としてテントフロアに敷くこともできます。
風の強い日にはストーブの風上に置いて、風防としても役に立ちます。
【スマホ】
・電話
・カメラ
・腕時計
・目覚まし時計
・オーディオプレイヤー
・地図
・ガイドブック
・ラジオ(天気予報)
・メモ帳
・日記帳
現代のキャンプ旅では、スマホは無くてはならないアイテムだと思います。
スマホが登場してくれたおかげで、長期のキャンプ旅に持って行く道具が一気に減りました。
ただ、電波環境と充電が必要なので圏外のキャンプ場では利用が制限される場合もあります。
圏外に備えて必要な情報は紙媒体も検討した方が良いでしょう。
【ヘッドライト】
・ランタン
・懐中電灯
・常夜灯
小型で軽量なヘッドライトが一つあれば、キャンプの夜に困ることは無いでしょう。
頭に装着するだけでなく、首からぶら下げて使うこともできます。
懐中電灯のように手に持って暗闇を歩くこともできますし、テントの天井にぶら下げてランタンや常夜灯として使う事もできます。
ペットボトルを照らせば、雰囲気の良い間接照明にもなります。
【予備の張り綱】
・物干しロープ
・荷物用ロープ
・修理用ロープ
・枝を組んで道具を作る
予備のロープが一本あればテントやタープの張り綱が切れた場合に早急に対応できます。
また、日当たりの良い場所にロープを張れば、洗濯物や食器を干す事も可能です。
バイクや自転車乗りの旅人ならキャリアに積載する荷物の結束ロープとしても利用できるでしょう。
もし、キャンプ場に手ごろな枝が3本あれば、トライポッドを作ってランタンハンガーとして使うこともできます。
【牛乳パック】
・食材の保存容器
・まな板
・風防
・鍋のフタ
・着火剤
牛乳パックは食材を入れる容器として使ったり、まな板としても使える便利なアイテムです。
紙の片面がポリエチレンでコーティングされているので良く燃え、着火剤としても使えます。
最後は燃やしてしまえば灰になります。
【レジ袋】
・収納袋
・防水バッグ
・バケツ
・ゴミ袋
・ランタンシェード
・砂地用ペグ
レジ袋はキャンプ道具の収納袋として使えるのは勿論の事、防水なので洗濯用のバケツとしても使えます。
予備に2~3枚あると何かと使えます。
【ペットボトル】
・水筒
・テーブル
・保冷剤
・ウォータータンク
・まくら
使用頻度が高いペットボトルはウォータータンク代わりに使える2リットルサイズですね。
横にすれば、ソロ用テーブルとしても使えます。
500mlサイズは水筒代わりに最適。
夏なら、2リットルのペットボトルを太陽の熱で温めて温水シャワーとしても使えます。
【手ごろな石】
・ペグハンマー
・炊飯時の重し
・テントウエイト
落ちている石や薪を拾ってくれば、ペグハンマーは必要ありません。
ハンゴウ炊飯の時は、フタの重しとして使えます。
また、ペグの打てない河原でテント設営する時はテントウエイトとして張り綱を固定します。
最後に
キャンプ技術が向上する事でも道具を減らすことが可能です。
まだ他にも色々あると思いますが、キャンプ道具を減らす参考にしてみて下さいね。