ほうれん草やルバーブ入りも!規格外の国産素材×インドネシアのカカオが溶け合うチョコレート
2024年のバレンタインシーズンがいよいよ開幕しました!三越伊勢丹の「サロン・デュ・ショコラ」や高島屋の「アムール・デュ・ショコラ」ほか、松屋銀座や阪急など全国の百貨店や商業施設でバレンタイン催事が続々スタート。「今年はどんなチョコを買おうか」と楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人です。 近年、特に気になっているのが京都発のBean to Barチョコレートブランド『dari K(ダリケー)』の商品。インドネシアにあるスラウェシ島の農家とともにカカオの栽培や発酵に注力し、品質を高めたカカオを適正価格で買い取ってチョコレートに仕上げています。
現地で収穫したカカオ豆はフルーツと一緒に発酵させて風味をつけたり、生クリームではなく植物性ミルクを使ったチョコレートドリンクやトリュフを開発したりと、持続可能かつ新しい取り組みを行っているのが特徴です。
1月8日からは2024年新作の4商品が発売されています。こちらはそのひとつ、「カカオが香るチョコレート・ トリュフ -Sulawesi Selection-」。私は昨年12月にクラウドファウンディングの先行販売にて購入しました。
ライムと一緒に発酵させたカカオを使った「ライム発酵」、カカオ豆本来の特徴を生かした「クラシック」、カシューナッツの植物性ミルクを使った「カシューミルク」の3種類が各2個ずつ入った、食べ比べができるセットです。「ライム発酵」は後から香料を加えていないのに、確かにライムの香りがほんのりと。不思議な感覚になります。 それぞれ香りや味の違いが楽しめます。
さらに新商品の中でも注目なのは、「リボーン ボンボン ショコラ」。規格外になってしまう国産野菜や果物を使ったチョコレートなんです。こちらは試食の機会をいただきました。
「Reborn(生まれ変わる)」と名付けられた、野菜と果物のチョコレート
赤やオレンジ、緑などカラフルな色合いが印象なパッケージ。およそ8センチメートル四方の箱の中には、4種類のボンボンショコラが入っています。
チョコレートの中に練り込まれているのは、全国各地の農家さんから届く、みかん、かぼす、ほうれん草、ルバーブとビーツ。ちょっと珍しいですよね!いずれも不揃いなだけで規格外とされてしまう野菜や果物を、フレッシュなうちにパウダーにして使っているそうなんです。
ダリケーさんからいただいた資料には、それぞれの農家さんのご紹介がありました。おいしくなるようにと天塩にかけて育てても、形が揃っていなかったり傷があったりするだけで店頭には並ばない食材。規格外でもおいしさは変わらないため、新たにチョコレートとして生まれ変わらせた商品なんですね。
箱の左上が愛媛県産みかん×ミルクチョコ。みかんピールの爽やかな香りに上品な甘さのミルクチョコが溶け合い、オランジェットのような雰囲気。
箱右上の大分県産かぼす×ダークチョコは、一転して大人の味わい。かぼすのキリッとした酸味がチョコレートのほろ苦さを緩和し、さらに深みを与えています。
驚いたのが、大分県産ほうれん草×ホワイトチョコの組み合わせ!ほうれん草にありがちなえぐみはまったくありません。まろやかなホワイトチョコレートと溶け合うと、ほんのり甘くやわらかい抹茶のような印象を受けました。
鮮やかな色合いが楽しい、長野県産ルバーブ&大分県産ビーツ×ホワイトチョコ。甘みのあるビーツとなめらかなホワイトチョコを、甘酸っぱいルバーブが引き締めます。どれも個性的!楽しみながら食べられます。
ストーリーのあるチョコレートなので、自身で楽しむにはもちろん、ギフトにも喜ばれそう。ダリケーの店舗や催事会場がお近くにない方はオンラインショップをチェックしてみてくださいね。数量限定なのでお早めに!