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愛猫がまったく運動しない…猫が大好きなおもちゃ3つと狩猟本能を刺激した遊び方で運動不足を解消しよう

SHIHO元動物看護師・猫好きママライター

愛猫がまったく運動しないな~と感じている飼い主は多いのではないでしょうか。実はわたしもそのひとりでした。

とくに室内飼いの猫は運動する空間や機会が限られているため、運動不足になりやすい傾向があります。しかし運動不足は猫の健康を考えると、やはり「そのままでよい」とはいえません。

そこで今回は猫の運動不足を解消するために、わたしが実際に仕事で関わった猫と愛猫が大好きだった3つのおもちゃと効果的だった遊び方を紹介します。

愛猫が運動不足で困っている…という飼い主さん、ぜひ参考にしてください。

1.猫が運動をしないのはなぜ?

猫の運動不足解消法のまえに、まずなぜ猫が運動をしないのか考えてみましょう!その理由にはさまざまなことがあげられます。

・室内飼育で運動する機会が少ない
猫は元々狩猟動物で、外で動き回って獲物を追いかける習性があります。

しかし室内飼育では生活空間が限定的で、かつ狩猟本能を発揮させるシーンが少ないため運動不足になりがちです。

猫の運動不足は、ほとんどこの理由によるものでしょう。

・運動に対する意欲がない
そもそも運動嫌いというパターンもあります。

猫の性格によっては基本的に運動が好きではなく、じっとしているのを好む猫も珍しくありません。まさに我が家の愛猫は、そんな感じです!

また年齢や体調によっても、運動意欲が低下する場合があります。

・肥満や関節疾患で運動しづらい
過剰な食事や運動不足で肥満になると、余計に動きづらくなるため運動量が減ってしまいます。

また関節疾患や加齢などで体が動かしにくい場合も、運動をしたがらなくなります。

このように室内飼育の環境や、猫の性格・体調などで運動不足を招きます

そのため猫に合ったおもちゃや遊び方を工夫して、楽しく運動できる機会を作ることが大切なのです。

2.猫が大好きなおもちゃ3つと遊び方

猫が大好きなおもちゃと遊び方でポイントなのは、「狩猟本能が刺激されるかどうか」ということ。

本能が刺激されないことが運動不足のひとつの要因になってるので、そこを刺激してあげると猫のやる気にも繋がります。

2‐1.無関心な猫はいない!?「レーザーポインター」

まずイチ押ししたいのが「レーザーポインター」です。これは我が家のぐーたら猫でも無我夢中になってしまうほど魅力があるようで、どんな猫でも食いつくのでは?と思っています。

動き回る小さい光が獲物に見えるのか、猫が必死に「絶対に捕まえられない光」を追いかけている姿は飼い主もほっこり

壁や床(キズに注意)に飼い主が自由自在に広い範囲で光を操れるので、運動量はかなり増えるでしょう

ただし光が直接猫の目に入らないように注意しましょう。操作に不安があれば光の強さが抑えられた猫用のレーザーポインターもおすすめです。

レーザーポインターのおすすめの遊び方は…

・床や壁に不規則に光を動かして猫の注意を引く
・光を遠くに移動させたり、近くに這わせて追いかけさせる
・光を消す・つけるを繰り返して獲物を追う興奮を味わせる
・時々光を止めて、獲物を捕まえた気分を味わせる
など

もちろんほかのやり方で遊ぶのもOK!猫の様子を見ながら、さまざまな方法で遊んでみてください!

我が家の愛猫はいつも「カカカカ(獲物を捕まえられないもどかしさ鳴き)」と鳴きだすほど、夢中になります。

2‐2.シンプルなのに猫ぞっこん!「けりぐるみ」

けりぐるみは、猫が前足でギュッと抱えて、噛んだり後ろ足で思いっきり蹴ったりして遊ぶおもちゃです。猫の狩猟本能を刺激し、運動不足解消にもピッタリのアイテム。

その独特な形が魅力なのか、またたびの香りがたまらなくなるのか…猫の気持ちは不明ですが、獲物にとどめを刺しているかのように本能むき出しで猫キックをくらわせます

ただし遊びすぎると破損することもあるようで、おもちゃの状態は飼い主が責任もって管理しましょう。

けりぐるみのおすすめの遊び方は…

・猫の目の前でけりぐるみを動かして、興味を引く
・猫が飛びついてきたら、けりぐるみを素早く動かしたり、隠したりして、獲物を捕まえているような気分を味わせる
・けりぐるみを投げて捕まえさせる
など

基本的にけりぐるみは猫が蹴って遊べるおもちゃなので、ただ置いておいても猫が勝手に食らいついて遊びます

ただもし猫がけりぐるみに興味を示さなかったり、一緒に遊んでほしそうにしていたら上記のような方法で遊んであげましょう。

2‐3.不動の人気!猫おもちゃの王様!?「ねこじゃらし」

猫じゃらしはシンプルながらも猫が大好きなおもちゃです。

今や電動おもちゃや知育トイなど、さまざまなおもちゃが販売されていますが、やはり「猫じゃらしが一番」と感じる飼い主さんも多いようですね。

とはいえねこじゃらしも、スティックの先端に羽がついている昔ながらのものや、釣り竿タイプのもので先にはネズミのおもちゃがついていたりと、種類も豊富に!

どんなタイプであれ、狩猟本能を刺激しながら遊んであげると、猫も喜んで食いついてくるでしょう

ねこじゃらしをつかったおすすめの遊び方は…

・先端の羽根やおもちゃなどの小物を猫の目の前で動かして反応をうかがう
・床をくねくね這わせたり、空中で揺らしたりと動きを変えて猫の興味を引く
・時々動きを止めて、狩りを成功させてる
・離れた場所から出し入れして、獲物が現れた様子を演出する
など

ただし部品の破損には要注意!ねこじゃらしの先端を飲み込んでしまったというケースもあるので、ひとり遊びではなく、飼い主と一緒に遊ぶのをおすすめします。

3.まとめ

猫の運動不足は健康にも良いとはいえないため、できるだけ積極的に飼い主から遊びに誘ってみましょう。

今回紹介したような「猫が大好きなおもちゃ」を使って、狩猟本能を刺激した楽しいと思える運動をするのがポイント。

猫の性格や体調に合わせて、無理のない範囲で運動させてあげましょう。

元動物看護師・猫好きママライター

こんにちは!元動物看護師・フリーライターSHIHOです。これまでの経験を活かし、ペットの健康や気持ちなどペットに関する情報を発信! 愛猫家で自宅では老猫2匹と楽しく過ごしています!男の子二人の育児にも奮闘中…!ペット好きさん、ぜひ気軽に覗いてみてください!個人ブログも運営してます SHIHOのサイト一覧:https://lit.link/Shiho2kidsmama

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