シワシワになった「ミニトマトを捨てないで!!」八百屋からのお願い【そのワケとは】
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
野菜売り場を歩いていると、最近はたくさんの品種のミニトマトを品揃えしているお店が増えてきました。形や色がさまざまでどれにしようかと選ぶだけでも楽しくなってきますね。
そんなミニトマトは洗ってヘタをとってお弁当やサラダに入れるだけで料理が鮮やかになる便利な野菜ですよね。
ただ、一回の料理にたくさん使うものではないので、気がついたら冷蔵庫の奥でシワシワになっていたという経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんな状態になったミニトマト。異臭がしたりカビが生えていないのであれば捨ててないでください。「なんで?」と思う方も多いと思います。
そこで今回は「シワシワになったミニトマトを捨ててはいけない理由」と「シワシワになったミニトマトの復活術」を紹介していきます。
シワシワになったミニトマトを捨ててはいけない理由
ミニトマトがシワシワになっても捨ててほしくない理由は、シワシワになっているだけの状態は、水分が抜けているだけでまだ傷んでいないからです。
ミニトマトがシワシワになる理由を簡単に説明します。
ミニトマトは収穫後時間がたつにつれて、呼吸や乾燥でミニトマトのヘタや表面から水分が抜けてしまうことで、表面の皮にハリやツヤがなくなりシワシワになっていきます。
ミニトマトの表面にカビや腐りがなく、シワシワしているだけであれば、水分が抜けているだけなのでまだ食べることができます。
これは他の野菜にも同じことが言えます。例えばシワシワになったきゅうりやなす、大根や葉物野菜なども水分が抜けてしまっているだけなので、他の異常がなければ問題なく食べることができます。大根なんかはむしろ干して水分を少し抜いてシワシワにして旨みを凝縮させてから加工したりしますよね。
シワシワになったミニトマトを復活させる方法
シワシワになったミニトマトをプリッと復活させる方法を紹介します。
手順
①50のお湯(温度は多少誤差があっても大丈夫です)を用意
②シワシワのミニトマトをお皿に入れてお湯をかける
③10〜30秒程度待つ
お湯を捨てると、シワシワのミニトマトがプリッと復活します。
before
after
お湯をかける前のシワシワミニトマトと比較しても一目瞭然でプリプリしていますね。
シワシワになったミニトマトを復活させる方法まとめ
今回は「シワシワになったミニトマトをたった10秒でプリプリに復活させる方法」を紹介しました。
ちなみにどの野菜もシワシワのまま食べても問題ありませんが、生で食べる場合はシワシワのまま食べるよりもプリプリにしてから食べた方が食感が良いのでおすすめです。逆に加熱調理して食べるときは、戻す必要はありません。
また、この方法で鮮度が新鮮な状態に戻るわけではないので、お湯につけたあとはすぐに召し上がってくださいね。
他にも「おいしいトマトの選び方」や「トマトが長持ちする保存方法」という記事を書いているので。気になる方は読んでみてくださいね。