【上田市】首都圏で評判のハチミツは里山の雑草から? 非加熱と無添加にこだわった本物がここに。
里山暮らしで厄介者扱いされる雑草「ヤブガラシ」。そのハチミツが、アカシアよりも美味しいとしたらどうでしょう。
理想のハチミツを求めて塩田平に移住・開業された「B.Bee honey」(略称:びびはに)のお二人は、ハチミツの「個性」を大切にするハチ屋さんです。
少雨地域として知られる塩田平は、養蜂に都合の良い環境です。雨の日はミツバチが活動しないからです。
こだわりのひとつめは、ハチミツの種類の多さです。美味しさの感じ方や好みは人それぞれですよね。ですがミツバチの行き先はコントロールできません。ハチ場1か所で2,3種類を作ることが一般的だそうです。
「びびはに」は下之郷の他、複数のハチ場を設営しています。たとえばアカシアの比率を高めるために、千曲川沿いのアカシア林のそばに開花時期に合わせてハチ場を作ります。
アカシアは万人受けする、ハチミツの入門編のような存在。もちろん美味しいのですが、ハチミツの種類は現在、世界で1,000種類以上と言われています。
「びびはに」の商品ラインナップは現在9種類(季節変動あり)。首都圏の試食イベントで好評だったのは、アカシアよりも「ヤブガラシ」と「ケンポナシ」だそうです。
「ヤブガラシ」は黒糖のような風味があり、コーヒーにとても良く合うのが特徴です。希少な商品で、2024年は11月中に売り切れそう、とのことでした。
「ケンポナシ」は今年が当たり年で、まだ在庫に余裕があるとのこと。フレッシュなグリーンフルーティーの香りに、パンチのある華やかさとマスカットのような風味が特徴です。
「びびはに」のもうひとつのこだわりは、ミツバチの巣から収穫した「自然そのまま、ありのまま」です。
ハチミツを安価に大量生産するには「精製」や「加工」「加熱」が必要となりますが、その過程でハチミツ本来の栄養成分が損なわれてしまったりもします。
「びびはに」は大量生産とは逆に舵を切って「非加熱」「無添加」にこだわり、手間暇をかけた少量多品種生産で、100%ピュアなハチミツを作っています。
「びびはに」の商品の多くは現在、東京や埼玉で購入されています。長野県内で購入できるお店は、以下のとおりです。※直営店はありません。
【上田市内】
- 綿半スーパーセンター上田店(上田市神畑389-1)
- 上田市観光会館売店(上田市大手2丁目8-4)
- リカーランド現金屋(上田市福田32-7)
- セブンイレブン上田古里店(上田市古里148-2)
- ゆきむら夢工房(上田市真田町長6090-1)
【その他長野県内】
- 綿半スーパーセンター権堂店(長野市権堂町2196-1)
- 綿半スーパーセンター千曲店(千曲市内川770)
- 信毎メディアガーデン1階MARKT(松本市中央2丁目20-2)