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濃厚なラーメンの〈替玉〉はスープ調整しネギ・海苔・キクラゲを新たに盛りつける再生された一杯

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

老朽化した建物が建て直されて新装開店したのが二ヵ月ほど前。以前の建物の頃から、安くてうまい店ではあったものの、外観から近寄りがたい雰囲気もあり、知る人ぞ知るという感じの、ゆるりとした時間の流れるお店だった。

旧店舗の外観(2022年夏頃)。
旧店舗の外観(2022年夏頃)。

そして、この場所が更地になっているのを見た時には、驚きを隠せなかった。基本、酔っ払って行くシメのお店だったけど、突如無くなったので消化できずにいたから復活を知った時にはもちろん大歓迎で、開店の日の翌日には訪麺していた。

ピカピカの外観に生まれ変わり新装開店

福岡市南区大楠の〈まめたぬき〉が、新装開店した10月頃から昼も夜もお客さんが多数訪れるお店に。外観も内観もとてもキレイになった上に、もともとが安くてうまい店。開店日の翌日のお昼に、らーめんの「玉子入り麺」を食べただけで、それ以来店頭に二度ほどお邪魔したけど、お客さんが多くて、それ以降は来るのをあきらめてしまっていた。

久々にいただいた、らーめんの「玉子入り麺」。
久々にいただいた、らーめんの「玉子入り麺」。

2ヵ月後。落ち着いた頃かと思い夜営業に訪麺

お店の外から店内をのぞくと、カウンターの手前に空席があり、これは幸先いいなと思い、中に入ってみると様子が一変。店内奥のテーブルがすべて満席のようで、カウンターも結局、私を含めて後客で満席になり、お店のお二方がともに、かなりバタバタされている様子。そんな先客多数の状況だけど、とりあえず空いた席に着座しつつ、お店の方と目が合ったところで、とりあえずの生ビールを注文。

お二人だけのオペレーションでは「らーめん」と「おでん」だけなら、何とかなりそうだけど、安くてうまい「焼とり」がメニューにあるわけで、その注文が多く入ると、店主は焼き場から手が離せない状況になり、どうしても他のメニューがさばけない時間が出てくる。

そんな状況のため、のんびり「おでん」と「焼とり」をつまみながらお酒を飲もうと思っていたけど、その後も後客が外で待つような感じになり、長居はどうも厳しそう。

目の前にある「おでん」。この日はおあずけに。
目の前にある「おでん」。この日はおあずけに。

深みとコクのある唯一無二の濃厚なスープ

おつまみの「焼とり」も「おでん」も回避し、次に店主と目が合った瞬間を捉え20種類近くある、らーめんの中から「スタミナ麺」を選択。麺の硬さは、フツウで注文。

待つことしばしで着丼の「スタミナ麺」

待つことしばしで着丼の「スタミナ麺」の具材は、生卵、もやし、のり、チャーシュー、キクラゲ、ネギ、メンマがデフォルトで入った豪華版。コスパ的によく、おすすめしたい。

濃厚なとんこつ醤油のスープは、まさにここ〈まめたぬき〉だけの味わい。コシのある中細の麺をリフトすると濃いスープが、しっかりとからみつく。ドッシリとした馴染み具合もあり、とても美味しくいただいた。

最後はスープ調整のある「替玉」でシメたい

待つことしばし、着丼の「替玉」は新たに再生された一杯

まず「替玉」の注文を先に申告しつつ、スープを残したままの丼碗を、一旦返却するシステム。そこに店主がスープの量などを調整し、替玉の麺ととも丼碗が戻ってくるのだけど、丼碗の中には麺とスープの他に「ネギ」と「のり」と「キクラゲ」が足され、チャーシューの無い、新たな一杯のような見た目になって戻ってくる。

初見の際はこの替玉にとても驚かされる

初見の際はとても驚かされ、結果として二杯のラーメンを食べたように感じられ、有り難き幸せが訪れてくる。大変美味しくいただきました。

麺類のメニュー構成は以下の通り

らーめん650円、こってり麺650円、大盛らーめん750円、チャーシュウ麺850円、大盛チャーシュウ麺950円、ワンタン麺800円、めんまらーめん750円、木クラゲ麺750円、キムチらーめん750円、みそらーめん850円、みそチャーシュウ980円、激辛らーめん750円、豆板醤麺750円、高菜らー麺750円、もやしらー麺750円、スタミナ麺750円、玉子入り麺720円、ワンタン650円、替麺(替玉)150円。

まめたぬき

住所  :福岡県福岡市南区大楠1-26-1[地図

営業時間:11時30分~14時00分 18時00分〜0時00分

定休日 :日曜日

駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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