【河内長野市】これは裏の高野街道でしかない。三日市町駅から真っ直ぐ続く道で河内長野駅まで歩いてみた
河内長野駅から三日市町駅までの間に高野街道があることはあまりにも有名なので、ここで説明する必要はないと思います。河内長野駅から天野酒、別久坂、烏帽子形八幡神社の入口、上田高札、旧三日市交番を通って三日市町駅に行くルートです。
しかし、三日市町方面から見た場合、烏帽子形方面に迂回する本来の高野街道よりも、直線距離で近い道があることを、先日、地図を見て気づきました。
実は河内長野駅に向かう西高野街道でも似たような例があります。最初、直線距離の短い道が西高野街道と思っていたのですが、実は違っていて、一本東に迂回している道が西高野街道となっていたのです。
このような例を見ると、知られていないだけで実際には表の街道とは別に何らかの理由で裏街道があったということでしょうか?恐らく架空の世界とされる裏柳生や裏高野のように。
そこで、論より証拠とばかりに裏高野街道と思われる道を歩いてみることにしました。
今回は、三日市町駅から河内長野駅方向に向かってみます。まず三日市町駅から高野街道を歩いて行くと、旧三日市交番がありますね。
ちなみに旧三日市交番では7月28日まで楠木正成伝説という展示が行われています。おもしろそうですね。見学される場合、旧三日市交番は土・日・祝しか開いていないので注意しましょう。
高野街道は、ほかの道とは異なり、赤っぽく塗装されているのでわかりやすいです。
そして色のついた道は、次の交差点で左折しています。高野街道は左に行きますが、正面の道がそのまま続いています。今回歩こうと思っていた裏の高野街道です。
逆方向から見るとこんな感じで右折すれば高野街道が続いていることが一目でわかります。
本来の高野街道は国道を渡り、烏帽子形方面に向かっています。陸橋の「高野街道三日市宿」表記がおなじみですね。
では、曲がらずに真っ直ぐ歩いていきましょう。
振り返ると、先の方の道路の色が赤っぽくなっています。
こちらは、ナナイロカフェさんですね。残念なことに7月21日に閉店されるそうです。いつも賑やかな声が聞こえていたので、寂しくなります。
そして次を曲がると細い路地があり、奈良時代からあったとされる道祖神が祀られています。
途中で見つけました。お金が多くたまりそうですね。
道は真っ直ぐ続いています。いったいどこまで続くのでしょうか?
一直線に道が続いています。真っ直ぐだから、一瞬新しい道のような気がしました。
とはいえ良くみると少し曲がっているのがわかります。三日市駅方面から途中で曲がらずに、高野街道として続いていてもおかしくない雰囲気があります。
やがて右側にイズミヤが見えてきました。
と思ったら、右側に線路が迫って来ました。南海高野線沿いを歩きます。
目の前真っ直ぐの道はあと僅か続いている様ですが、地図を見たら行き止まりのようなのでここで、踏切を越えます。
踏み切りを渡ると天見川が姿を見せました。
川には亀の姿がありました。
踏切を渡ってから地図を見ると、すぐに河内長野駅に繋がっている道を見つけました。
途中にあったこちらの暖簾がついているお店は、1棟貸切の宿「河内の里」さんです。
さらに道なりに歩いていきます。
やがて南海高野線の踏切が見えてきました。
踏切を待っていたら、電車が通過していきました。
踏切を超えたところです。ここも一直線に道が続いています。
踏切を超えると、石川にかかる西條橋を渡ります。
石川の流れです。反対方向は天野酒さんのホタルスポットですね。
橋を渡っても直線の道が続きます。
ここで左に曲がる(画像上は正面)と天野酒さんに行けます。そして本来の高野街道と合流します。
道をまっすぐ行くと大きな木の枝と葉が見えます。あそこにあるのは長野神社です。
長野神社の前を通過します。長野神社のような歴史的に由緒ある場所が、高野街道から外れているという事情を考えると、本当に裏街道があったのでは?と思ってしまいますね。
そのあと坂の下から高野街道と合流して色のついた道となりました。地図で表すと、赤いルートを歩いてきたことになります。黒い道が本来の高野街道です。
そのまままっすぐ歩けば、河内長野駅前に到着します。
黒い線は高野街道で、今回は赤い線沿いを歩きました。もし、興味があれば、ぜひこの道も歩いてみてくださいね。
裏高野街道
住所:大阪府河内長野市
アクセス:南海・近鉄河内長野駅、南海三日市町駅から徒歩
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