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親子とも300本塁打は史上2組目◆エースにもこんな日が◆センターは大忙し…【6月26日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
プリンス・フィルダー Jun 26, 2015(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

◆2015年6月26日

テキサス・レンジャーズのプリンス・フィルダーが、通算300本目のホームランを打つ。父のセシル・フィルダーは、通算319本塁打。どちらも300本塁打以上の親子は、ボビー・ボンズ(332本)とバリー・ボンズ(762本)に続く2組目。プリンスは、父と同じ通算319本でキャリアを終えた。

◆1987年6月26日

ボストン・レッドソックスとニューヨーク・ヤンキースが対戦。レッドソックスが最初の2イニングに9点を挙げ、先発投手のロジャー・クレメンスはヤンキースに得点を許さなかったが、3回裏に打ち込まれて降板し、後続の投手も抑えられずに11失点。レッドソックスは直後の4回表に追いついたものの、10回裏にサヨナラ負けを喫した。この年、クレメンスは前年に続いてサイ・ヤング賞に選出された。

◆1984年6月26日

ピッツバーグ・パイレーツのジェイソン・トンプソンが、ダブルヘッダーでホームランを2本ずつ打つ。ただし、4本ともソロ本塁打。第1試合はパイレーツが9対0で勝利を収めたが、第2試合は8対9でシカゴ・カブスに敗れた。2点を追う9回表、トンプソンは1死一、三塁から打点を挙げたが、これは一塁ゴロの間に三塁走者が生還したもの。次打者も二塁ゴロに仕留められ、試合は終わった。

◆1935年6月26日

ピッツバーグ・パイレーツのロイド・ウェイナーが、第1試合も第2試合もセンターを守り、どちらも9イニングで9刺殺を記録する。ダブルヘッダーで計18刺殺はセンターの最多。センターの1試合最多(9イニング)は12刺殺。アール・クラーク(1929年5月10日)、ライマン・ボストック(1977年5月25日)、ジャコビー・エルズベリー(2009年5月20日)が記録した。

 6月25日のMLBは、こちら。

ダブルヘッダーのどちらも守備機会はゼロだが◆同じ相手に2度のノーヒッター…【6月25日のMLB】

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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