ターゲットは地元民! 担当者の思いが熱すぎる名古屋土産コーナー「でらナゴ」がハンズ名古屋店にオープン
人気テレビ番組のアンテナショップをイメージ
「とにかく名古屋、愛知を盛り上げていきたい気持ちでいっぱいです!」
こう語るのはハンズ名古屋店(名古屋市中村区)に新たにオープンした名古屋土産コーナー「でらナゴ」担当の渡辺修司さん。これまでも店内に名古屋土産を集めた売り場はありましたが、今回はとにかく担当者が熱い!
「コロナ禍も明けて人の行き来も多くなり、ジブリパークの新施設もオープン。名古屋が日に日に盛り上がってきているのを肌で感じています。にもかかわらず“名古屋は観光スポットがない、遊ぶところがない”と言われがち。市内県内にいいところはいっぱいあるのに・・・。商品だけでなく情報も発信して人と情報のハブとなり、名古屋、愛知のいいところを紹介していきたいんです!」と渡辺さん。
「コーナーイメージは“ケンミンの秘密を発見する某番組”“全国の名物飲食店を紹介する某番組”のアンテナショップ。町おこしの要素も持ち、地域活性化につながる提案型のお土産店を目指します!」と地元愛あふれるプレゼンが続きます。
ここでしか買えないオリジナルや名古屋初上陸の商品も多数
取り扱う商品は雑貨、食品が中心ですが、名古屋初上陸のモノ、これまでイベントやネットでしか販売していなかったモノも少なくありません。
ふもふもした手ざわりがクセになるエビフライ、えび天のぬいぐるみ、味噌煮込みやあんかけスパの具になった気分が味わえそうな名古屋めしの入浴料、職人がひとつひとつ手づくりする手羽先や小倉トーストの食品サンプルなどなど。他にも大人気のぴよりんグッズ、ドアラなど名古屋ゆかりのマスコットのグッズ、名古屋のキャラクターや食べ物のカプセルトイ、そしてここでしか買えないハンズ名古屋店オリジナルのピンズやポストカード・・・。レアな上にクスッと笑えて話題が膨らみそうなアイテムが目白押しなのです。
ガイドブックやフリーペーパー、参加型ボードも
情報を発信したい、というとおり名古屋のガイドブックや区単位でつくっているフリーペーパーも。さらにお客自身が情報発信できるようメッセージを書いて貼り付ける愛知県の形のマップまで。
ターゲットは観光客だけでなく地元の人(!)
これらの商品や機能は、観光客にとっても魅力的ですが、それ以上に地元の人に刺さりそうです。
「県外や外国からの観光客の方たちに立ち寄ってもらいたいのはもちろんですが、名古屋駅の利用者で一番多いのは地元の人。名古屋関連の商品も、地元の人が手土産用や自分用に購入するケースが多い。そういう時に地元だから共感できる、他県にも紹介したくなる、そんな商品を集めました」と渡辺さん。そう。名古屋土産コーナーでありながら、名古屋、愛知の人もターゲットとして強く意識したスペースなのです。
品揃えは今後さらに充実させていく意向とのこと。「地元の人が買って地元愛をアピールできる、例えば喫茶店のTシャツなどもつくりたい」(渡辺さん)といいます。
名古屋市民、愛知県民ほどグッと来る商品の数々は、まさに地元の人が県外の人への手土産にし、ストーリーとともに伝えるのにうってつけ。かわいい、おいしい商品と合わせて、名古屋、愛知の魅力が全国へ拡散される、そんなショップに育っていくことを期待しましょう!
(写真撮影/すべて筆者)