和洋折衷の大人味な琥珀糖「恵那川上屋」さん唯一の都内店舗で出会った洋酒と栗のお洒落な和菓子
和菓子でも洋菓子でも、欠かせない素材の一つが凝固剤。凝固剤と一括りしてしまうと漠然としすぎてしまいますが、いわゆるゼラチンやペクチンといったゼリーやムース、ものによってはプリンなどにも用いられる素材です。
和菓子においての凝固剤といえば寒天。その寒天の役割や持ち味を活かしたお菓子、琥珀糖。
色やフレーバーを加えた寒天液を乾燥させるシンプルなお菓子ですが、お店やブランドそれぞれの個性が如実に表れること、見た目の煌びやかさだけではなく比較的ヘルシーな和菓子ということもあり、若い世代にも人気の和菓子。
創業1964年。岐阜県に本店を構え、日本を代表する栗のエキスパートのひとつとしても人気の高い「恵那川上屋」さん。都内では唯一、二子玉川に店舗を構えているのですが、そちらにはちょっとユニークで和洋折衷な琥珀糖が販売されているのです。
今回は恵那川上屋さん二子玉川店にて出会った「琥珀糖-クラフトジン-」をご紹介。
湿気や乾燥により影響を受けやすいため、しっかり密封されています。
中にマロングラッセがごろりと入っている琥珀糖は初体験。いかがなものだろうと開封すると、まるで花束を差し出されたような芳しさ!
ジンにはジュニパーベリーという植物が使用されており、スーパーのスパイスコーナーにも乾燥したものが販売されていることもあります。
まるで氷の中に閉じ込められたマロングラッセの琥珀糖をひとつ口にすれば、しゃりしゃりっというお馴染みの触感はもとより、中のとろりとした寒天の部分はより華やかで、どことなくピリリとしたスパイシーな芳香も滲みます。
そこへ加わるマロングラッセのねっとりとした質感は、まるで餡のような、ほっとする甘味と素朴さという、どこか心を落ち着かせてくれるポイントを作ってくれるため、ただお洒落なだけではなく表情を持った琥珀糖といえるでしょう。
ジンといえばボタニカルな瑞々しい香りも特徴的なお酒なので、このあたりは好き嫌いがはっきりと別れそうなお菓子ではあります。紅茶に合いそうな余韻ですね!アールグレイの香り付けに用いられるベルガモットもジンとの相性が良いフレーバーなので、和テイストなティータイムになるのではないでしょうか。
和洋折衷、まさにいいとこ取りのチルタイムに。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<恵那川上屋・二子玉川店>
公式サイト(外部リンク)
東京都世田谷区玉川2-21-1二子玉川ライズ・ショッピングセンターB1F 二子玉川東急フードショー
03-6805-6850
10時~21時