元祖ワンタンメン発祥の店は創業78年〈福岡の歓楽街・中洲で博多ラーメンの黎明期から続く歴史ある一杯〉
昭和21年(1946年)の終戦まもない時期の創業で、今年78年目という福岡を代表する博多豚骨ラーメンの老舗店。店頭にも「元祖博多豚骨ワンタンメン発祥の店」という看板が掲げられている通り、博多の「ワンタンメン」の元祖として知られている有名店。そんな博多ラーメンの黎明期から続く歴史ある名店が〈ラーメン博多荘〉だ。福岡市内の中心地を東西に走る、北側の「明治通り」と南側の「国体道路」を、南北で結ぶ繁華街・中洲のメインストリート「中洲大通り」のちょうど真ん中に位置する場所で、昔ながらの懐かしい博多ラーメンを食べさせてくれる希少なお店。
穏やかで温かな雰囲気の店内と接客
78年の歴史を誇るとともに中洲という場所柄もあり敷居の高そうな雰囲気があるものの店内に入るとその印象は一転。いたって穏やかな雰囲気で居心地がいい。やさしく温かな空気につつまれた昭和の時代を感じられる趣のある内観。そして中洲といえば、やはり夜がメインで遅い時間から賑わいをみせるイメージが強くある中で、ここ〈博多荘〉ではランチタイムも営業を続けている。ご旅行やご出張で福岡・博多に訪れた際、お昼の時間しか取れない時でも、その「博多ラーメン」の味を体感できるというとてもありがたいお店。
そしてこの日訪れた時間はお昼の閉店30分ほど前の13時半過ぎ。店内に入ると平日ながらテーブル席には楽しそうに瓶ビールを傾けているグループもあり賑わいをみせていた。逆にカウンター席は空いていたので手前の隅の席に座らせていただいた。各席に設置された通常のメニュー表と土日祝を除くランチタイムメニューを眺めながら少し思案。
通常メニューの中から、最上段の人気No.1の「元祖ワンタンメン」にするか、キクラゲの入ったベーシックな「ラーメン」に「煮卵」をトッピングするかで迷っていたところ、お店の方に『ワンタンメンに煮玉子とキクラゲをトッピングできますか?』とお尋ねしたところ「おすすめ」の文字とともにメニューの二番目にある、ワンタン、チャーシュー、煮玉子、のりがデフォルトで付いたお得な「博多荘ラーメン」をおすすめされ、そちらを選択しつつ通常は付いてないキクラゲを追加していただけることになり(心の中で)ちょっと小躍りした。
待つこと少々で配膳されたキクラゲ入りの「博多荘ラーメン」は、名物の「元祖ワンタンメン」と「チャーシューメン」の合わせ技に煮卵とのりが付く、見た目からもボリューム満点な一杯。
スープは、ゴクゴクと飲めそうなあっさりとした口当たりながら豚骨の旨みとカエシの塩味がしっかり際立つ美味しさがあふれる。
そのスープとも相性抜群なパツパツとした食感の細ストレート麺は歯応えも食べ応えもある逸品。
途中から卓上に設置されている無料サービスの「辛子高菜」をスープに投入し、ラーメンの味変に。またライスやチャーハンのお供にいただくことも楽しみの一つなので、ぜひお試しいただきたいひと品。
ランチタイムはセットメニューと定食が人気
土日祝を除き「ランチタイムメニュー」があり、人気の「らーめん定食(らーめん・小ライス・餃子6個)1000円」と「焼き飯セット(らーめん・半チャーハン・餃子6個)1200円」がありお昼からガッツリ食べられるセットメニューになる。その他にも定食類があり各1000円で、焼肉定食、生姜焼き定食、肉野菜定食、ホルモン定食、唐揚げ定食、ニラレバ定食、キムチ豚バタ定食と7種類のラインナップがある。
福岡県福岡市博多区の中洲。福岡を代表する夜の歓楽街。ご旅行やご出張などの夜の飲み会の「シメ」にもピッタリなあっさりとした博多豚骨ラーメン。さらにその味をお昼の時間帯でもお楽しみいただける〈博多荘〉。お近くに立ち寄られた際はぜひお試しください。
ラーメン博多荘
住所 :福岡県福岡市博多区中洲4丁目3-16
[地図]
営業時間:11時00分~14時00分
:18時00分〜翌03時00分
定休日 :不定休
駐車場 :専用駐車場なし、近隣に有料駐車場あり
要確認 :博多荘(※インスタグラム)