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【名古屋市】どちらが好み?「淡麗系 vs 泡系ラーメン」|地元ライターが比較 & おすすめをご紹介!

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

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すっきりと王道で、醤油ベースのストレートな美味しさながら、魚介や野菜が効き奥深さもある「淡麗系スープ」

じわじわと押し寄せてくるような旨味と、ガツンとした素材の風味を楽しめる「泡系スープ」

皆さんはどちらがお好みでしょうか?名古屋のラーメンの中で対照的な存在感を見せる2つのスープ。今回は地元ライターが比較しながら、おすすめの一杯をご紹介します。

淡麗系

醤油と丁寧にとった鶏ガラ、魚介を合わせる淡麗系スープ。昨今は煮干しを全面に押し出す一杯も目立つようになりました。

染み入るような美味しさと、あとを引く醤油の甘さや塩味が、さらに箸を進めてくれるような、そんなラーメンが多いです。

名古屋の淡麗系の歴史は古く、豚骨や野菜を使う好来系ラーメンの存在も欠かせません。奥深い味わいは、薬膳ラーメンと言われる独自の地位を築いています。

らぁ麺 蒼空 平子中華そば

天白区の人気店「らぁ麺 蒼空」さん。看板メニューの2種類のラーメンのうち、あっさり系の一杯が「平子中華そば」です。特徴は、透き通った淡麗系のスープ。

一口啜ってみれば、しっかりとした煮干感と一緒に、かえしの醤油の甘さが際立ちます。スープには鮮やかさなキレも感じられ、真っ直ぐな味わいでありながらじわり浸透していくような旨味の余韻が面白いです。

全粒粉の麺とも相性抜群。細めのため、するするっと入っていきます。口の中でもたつきがなく、サラリとにいただくことができますよ。スープを飲み干しても、身体に良いものを食べていると思える、罪悪感の一切感じられない中華そば。繊細な出汁の味わいに浸れます。

<らぁ麺 蒼空>
住所:愛知県名古屋市天白区井口1丁目2012
営業時間:<月・木>11:30~14:30 <水・金・土・日>11:30~14:30、18:30~21:00
定休日:火曜日
アクセス:地下鉄鶴舞線原駅・植田駅から徒歩約5分

太陽 寿

豚骨と野菜を煮出して作る、滋味深いスープが特徴的の"好来系ラーメン"の名店「太陽」さん。好来系の中では、最も軽やかで繊細な旨味を誇る一杯は、マニアなファンに支持されています。

オススメは「寿(ことぶき)」。好来系ラーメンでいうところの、チャーシュー麺です。最初は、薄い?と感じるほどあっさりとした味わい。しかし、口に運ぶごとに、旨味がじわりじわりと舌に伝わってくるのを感じられます。

匠の仕事がなせる技、これぞ好来系の中でも"スーパーライト級"と謳われる繊細な旨味です。そしてスープと一緒に満たされる、麺の小麦の味わい。チャーシューの甘い脂身も絶妙なアクセントです。

<太陽>
住所:愛知県名古屋市千種区楠元町1丁目53
営業時間:11:00~14:00、17:00~20:00
定休日:水曜日
電話番号:052-763-1180
アクセス:名古屋市営地下鉄・本山駅から徒歩5分

泡系

登場したころは少し奇抜な存在でしたが、今や鶏白湯(とりぱいたん)を代表として、確かに市民権を得ている泡系スープ

エスプーマといえば良いか?ポタージュといえば良いか?表現に悩みますが、じわじわと口の中に広がる、クリーミーで繊細な旨味と風味が魅力です。

独自に進化をとげ、イタリアンとの融合を見せるラーメンも。名古屋のラーメン文化を語るに欠かせない存在になってきています。

麺屋 幸先坂 濃厚魚介ぱいたんらぁめん

名古屋屈指の人気を誇る半蔵グループが手がける「麺家 幸先坂(さいさきざか)」さんでは、まるでエスプーマのような個性的な一杯をいただけます。その名も「濃厚魚介ぱいたんらぁめん」です。

スープは圧力寸銅鍋を使って、豚骨や鶏ガラを高火力・高圧力で抽出したもの。そこに魚介の和風出汁や野菜でとったスープを合わせています。クリーミーな濃厚さがあるものの、しつこくなく、まろやかなコクも感じられて、絶妙な塩梅のダブルスープです。

ひとくち飲めば、旨味の凝縮された泡がじゅわ〜っと溶け、スープのベースになっている出汁や野菜を感じられます。しっかり濃厚でありながら、和の余韻を出しているラーメンに驚き!歯切れの良い全粒粉麺とも相性抜群です。

<麺家 幸先坂>
住所:名古屋市中区千代田5-22-18 グランドメゾン鶴舞公園 1F
営業時間:11:00~14:30(L.O.) 、17:30~21:30(L.O.)
定休日:年末年始
電話番号:050-5589-4473
アクセス:JR鶴舞駅から徒歩すぐ

麺屋はやぶさ オマール海老湯麺

イタリアンの要素を取り入れた個性的なラーメンを展開する「麺屋はやぶさ」さん。代表的な一杯が、高級食材のオマール海老を贅沢に使った「オマール海老湯麺」です。

大きな特徴は、スープをエスプーマ状に仕上げていること。一口目は口の中で泡が弾け、海老の香りとクリーミーな旨味が口の中にじわじわ広がっていきます。甘味のある玉ねぎや、カリッとしたクルトンなど、トッピングが生きているのもポイントです。

麺はアルデンテ風。弾力がありモチモチとした麺ですが、少し平たくなっているのが特徴です。すくい上げると、海老の旨味たっぷりのスープが麺としっかり絡んでくれます。この一体感がたまりません!

<麺屋はやぶさ 名駅店>
住所:愛知県名古屋市中村区竹橋町15-14
営業時間:11:30~14:30、17:30~23:30
定休日:年末年始
電話番号:052-451-2133
アクセス:名古屋駅から徒歩約5分

<麺屋はやぶさ大須店>
住所:愛知県名古屋市中区大須3-40-26
営業時間:11:30~14:30、17:30~23:30
定休日:火曜日
電話番号:052-238-0133
アクセス:名古屋市営地下鉄・上前津駅から徒歩5分弱

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愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

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