【市場メシ】絶品煮干しラーメンと本格江戸前寿司のセットが食べられる横浜中央卸売市場内の食堂
セリ場でその時最上の煮干しを仕入れ、利尻昆布や椎茸と一緒にとった極上スープのラーメン。毎日セリ場で厳選した極上のネタを使った江戸前寿司。この2つをセットで食べられるお店は横浜中央卸売市場内にあると聞いて、早速出かけてきました。
日本で3番目に古い市場「横浜中央卸売市場」
昭和6年(1931年)2月、全国で3番目、東日本では最初の中央卸売市場として開設された横浜中央卸売市場。国内外からの魚介が集まる「ハマの台所」と呼ばれている横浜市内の市場です。
東神奈川駅から歩いて15分と、あまりアクセスはよくありませんが、市営バスを利用すると横浜駅からは15分ほどで到着します。筆者はみなとみらい駅から歩いたら21分かかりました。
鮨らぁー麺 釣りきん 本店
今回紹介するのは「鮨らぁー麺 釣りきん 本店」。2021年6月に横浜市中央卸売市場青果部内にオープンしました。
朝7時から午後3時まで営業。日曜日はお休みです。ターレーがバンバン行きかっているので、歩くときは注意してください。
カウンター7席のみの小さなお店。待つときは券売機でチケットを購入してから、お店の外に並びます。筆者が出かけたのは平日の14時過ぎ。他には3名のお客さんがいましたが、比較的空いている時間だと思います。
鮨らぁー麺 釣りきん 本店 メニュー
メニューは
・利尻昆布と昆布の追い鰹らぁ~麺&赤酢握り5貫 1,550円
・利尻昆布と昆布の追い鰹らぁ~麺ハーフ&赤酢握り5貫 1,500円
・利尻昆布と昆布の追い鰹らぁ~麺&赤酢握り8貫 1,900円
・利尻昆布と昆布の追い鰹らぁ~麺ハーフ&赤酢握り8貫 1,850円
・利尻昆布と昆布の追い鰹らぁ~麺並麺 890円
・利尻昆布と昆布の追い鰹らぁ~麺ハーフ 840円
・赤酢握り8貫 1,180円
・赤酢握り5貫日替わり 700円
・赤酢握り5貫定番 700円
・まぐろ5貫握り 1,080円
・まぐろいくら手巻き 450円
・ねぎとろ手巻き 350円
・とろたく手巻き 350円
・サーモンねぎとろ手巻き 350円
・まぐろすきみいくら2色 小丼 880円
・鮭、いくら 小丼 880円
+100円でラーメンのスープは貝だしに変えられます。
※2024年3月のメニューと価格です。
※価格はすべて税込です。
ビール(600円)とハイボール(500円)もあるので、お寿司をつまみながら飲むこともできますね。
値段を見て高いと思った人、食べたらこんな本格的なものが、この値段で食べられるかと驚きますよ。
利尻昆布と昆布の追い鰹らぁ~麺&赤酢握り8貫実食
利尻昆布と昆布の追い鰹らぁ~麺&赤酢握り8貫を食べてみました。
利尻昆布と昆布の追い鰹らぁ~麺
透き通ったスープ。セリ場でセリ落とした最高の煮干しと利尻昆布、椎茸でダシをとり、提供直前に追い鰹して旨味と風味をプラスしたスープ。
中太のもっちりとした特製麺。スープがよくからみます。
薄切りのチャーシューは、スープがよくからんで口の中でチャーシューの脂と極上のハーモニーとなります。太めのシャキシャキメンマ、出川哲郎さんの実家の海苔、どれもラーメンとの相性はバッチリ!
筆者が一番驚いたのはスープの熱さ!最近のラーメンはぬるめのスープが多いなと感じていたのですが(しかも具が別皿だとさらにぬるくなる)、ここは脂が蓋となるのか、熱い状態がかなり長時間保たれていました。スープが熱いとラーメンはここまでおいしいんだと感動しました。
途中、煮干し酢で味変してもおいしいです。
赤酢握り8貫
豊洲市場、横浜市場でセリ落としたネタを、3年以上熟成させた酒粕を原料とした赤酢とあわせたシャリで握っています。江戸前なので、そのまま食べられます。
この日のネタは、本まぐろ中トロ、ばちまぐろ赤身、小むつ、いなだ、さわら、海鮮お猪口丼、サーモンねぎとろ手巻き。
中トロの蕩け具合といったら!
個人的にはもう少し煮切り醤油が濃い方が嬉しい。
手巻きとお猪口丼でお腹いっぱいです。
欲張って握り8貫のセットにしちゃいましたが、5貫でも十分お腹いっぱいになると思います。そして、いまやラーメン1杯が1,000円を超える時代に、ラーメンと江戸前寿司がセットで1,500円ほどというのは、本当にコスパがいいと思います。わざわざ出かけたかいがありました。
鮨らぁ〜麺 釣りきん 本店
住所 神奈川県横浜市神奈川区山内町1−1 横浜中央卸売市場 青果部内
電話番号 045-534-3558
営業時間 7:00~15:00
定休日 日曜日