【ヘタを上に向けないで!】トマトが長持ちする保存方法を八百屋が紹介
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
みなさんはトマトを保存するときに、ヘタは上向きと下向きどちらに向けて保存していますか?実はトマトはヘタを下に向けるのが正しい保存方法です。理由はトマトはヘタ側の果肉の方が反対側よりも硬くしっかりしているので、床に設置する部分はヘタ側にした方が潰れにくいというわけです。
トマトを保存するときにヘタを上に向けて保存している方は、今日から反対に向けて保存してくださいね。
このように、野菜を保存するときは品目によって注意点がいくつかあります。保存方法を覚えておくことで、フードロスの機会が減って節約につながります。
そこで今回は「トマトの保存方法」について紹介していきます。
トマトを常温で保存する方法
まだ青みのあるトマトの場合、追熟が必要になります。
ご家庭で追熟させる場合は「常温で保存」すればOKです。
手順を紹介していきます。
①トマトをキッチンペーパーで包む
②常温の冷暗所で保存
これだけで大丈夫です。もちろんヘタ側を下に向けて保存してくださいね。
青みがなくなり全体的に真っ赤になったら追熟完了の証です。1〜2日おきに追熟できたかどうか確認してくださいね。
追熟が完了したトマトや最初から熟しているトマトは冷蔵庫で保存しましょう。
トマトを冷蔵保存する方法
トマトを冷蔵庫で保存する際のポイントは「野菜室」で保存することです。
「野菜だから野菜室で保存するのはは当たり前でしょ」と突っ込まれそうなので少し補足すると、なんでもかんでも野菜は野菜室で保存は間違っています。
例えば、ブロッコリーやほうれん草、小松菜、キャベツなどは野菜室よりも冷蔵室の温度の方が長持ちします。
冷蔵室の温度は0〜5度、野菜室の温度は3〜7度で、温度帯が異なります。トマトの場合は夏野菜ということもあって寒さに弱い性質があるので、野菜室の方が最適保存温度に近いんです。
トマトを冷蔵保存する際の手順を紹介します。
①トマトを1個づつペーパータオルで包む
②保存袋に入れる(複数入れてもOK)
③野菜室に入れる
この方法でトマトを冷蔵保存した場合、保存期間は1〜2週間が目安となります。
カットしたトマトを保存するときは冷蔵室へ
先ほどトマトは野菜室で保存するべきと書きましたが、包丁でカットしたトマトは冷蔵室で保存しましょう。
トマトに限らず、包丁で切った野菜は断面が多いほど菌が繁殖しやすいんです。菌は温度が高くなると繁殖するスピードが早くなるので、なるべく低い温度で管理することで食中毒のリスクを下げることができます。
他の野菜も同じなので、カット野菜を買ったときや、切った野菜を保存するときは野菜室よりも冷蔵室で保存してくださいね。
トマトの保存方法まとめ
今回は「トマトが長持ちする保存方法」を紹介しました。
少しのコツや手間で野菜は長持ちするので、保存方法を知っておけば一生使える知識になります。
ぜひ今回紹介した方法を使ってトマトを捨てることなく、おいしく食べて頂けると嬉しいです。
トマトの保存についてもっと詳しく知りたい方は「トマトの冷凍方法も書いたまとめ記事」を読んでみてください。