【鎌倉市】鎌倉発のサステナブルブランド「鎌倉ジーンズ」をMakuakeで応援!!
湘南エリアで資源回収された古着を原料にした、デニム生地とジーンズのブランド「Kamakura Jeans」が、応援購入サービスMakuake(外部サイト)にて9月6日(金)より販売を行います。
今回の挑戦は、ジーンズの地産地消の一歩先、地消された古着から新たに服を地産するというものづくりへの挑戦です。
長年住んでいる鎌倉のために、地域での循環型社会を目指すブランドを立ち上げた、長谷川さんにお話を伺いました。
「Kamakura Jeans」とは?
新卒からジーンズ業界に入り30年、生地の開発からカジュアル衣料の企画生産に携わってきた長谷川さん。
鎌倉に住んで18年。まちへ恩返しをしたいという想いが長年あり、3年前に古着を活かしたものづくりの開発をはじめました。
愛犬が落ちているごみを飲み込んでしまったことをきっかけに、環境活動に携わり、「ゴミフェス532」の発信や、「プロギング鎌倉」(外部サイト)の運営をされ、愛犬や仲間と共に大船でタウンクリーンを行っています。
その活動の中で、鎌倉で出たペットボトルから糸が作れるのではないかと考え、市役所を訪ねると、ペットボトルは100%再生しているという回答だったそう。
それならば、天然繊維で作った製品はどうなのか、再び市役所を訪ねると、鎌倉市で回収した古着を買い取る産廃業者を紹介されたそうです。
地域の古着を集めて開発した反毛綿デニム
市役所で紹介された産廃業者の倉庫へ行くと、地域で回収された莫大な量の古着の山を目にしたといいます。
鎌倉市で回収される衣類は年間1,074トン (鎌倉市HP 年度別ごみ発生量の推移(令和3年度)より) 。
これをリサイクルできないかと業者に尋ねると、「反毛綿」という綿に戻すことはできると答えが返ってきたそうです。
ただ反毛綿は、一般的に車のクッション材や軍手やウエスなどに再生するもの。
これをどうにかしたい。大量生産の残物からデニム生地とジーンズを作り出そうと、長谷川さんは試行錯誤を重ねます。
古着から白の綿ものだけを分別し、掻いて「反毛綿」に戻し、その綿を30%混ぜた糸から新たに生地を作るという、全工程オリジナルのデニムを開発します。
こうして、鎌倉で回収された古着が再び鎌倉に還る、エンドレスデニムが生まれました。
ローカライズしたものづくり
家族や友人と共有して着こなしを楽しんだり、エイジングを楽しんだりできるのが反毛綿デニムの醍醐味。セットアップで着るのもおすすめです。
繋がるみんなが、家族のような気持ちになる「NO BORDER」という考えから、誰もが着やすく、エイジレスでジェンダーレスなシルエットを追求し、さらには世代を超えて親から子へ受け継がれる、家族の歴史を紡ぐデニムです。
Makuake(外部サイト)の販売は、5ポケットスリムパンツ/ペインターテーパードパンツ/ワークブルゾン/ワークコートの4種類。
カラーは、いずれもインディゴとエクリュ(生成り)の2色展開です。
数量限定販売で、20%OFF。すでに販売前から鎌倉ジーンズを応援したい人たちの注目を集めているので、購入はお早めに!
ボタンを外すと、ジャケットが体にフィットしすぎず、よりリラックスした印象に(上)
ボタンを留めると、ジャケットのシルエットが引き締まり、すっきりした印象になります(下)。
細部にこだわりが詰まったジーンズですが、中でも注目はこの革パッチ。
実用小物をアップサイクルする市民団体の協力のもと、国内大手の靴メーカーの残革が使われており、市内で社会福祉事業を行う法人によって「Kamakura Jeans」のロゴ焼印が入っています。
今回、長谷川さんとのご縁は、材木座の「関係案内所はつひので」さんが繋いでくださり、取材場所をご提供いただきました。
実は、ワークブルゾンとワークコートの着用モデルをしてくださったのは、デスクで作業をされていた方。急なお願いにもかかわらず、快く引き受けてくださり、とっても和やかな雰囲気で撮影を行いました。ここは偶然居合わせた人たちが、思いがけない出逢いを体験できる場所だと改めて思いました。
「地域で集めたものを原料に、地域のブランドを作るということ。この循環型モデルを確立し、鎌倉にとどまらず他の地域にも拡大していきたい。」長谷川さんのビジョンを伺い、ますます応援したい気持ちが高まります!
Makuake (外部サイト)の販売は9月6日(金)12:00スタートです。すでに一部公開されている情報もあるのでぜひチェックしてみてください。
鎌倉の持続可能な未来へ、古き良きこれからのライフスタイルを、一緒に育んでいきませんか?