【新宿区】うっとりするほど深い味!親子2世代にわたって愛されるフランス菓子店の発酵バターケーキ
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/top_1682406490359.jpeg?exp=10800)
お店について
東京メトロ東西線の神楽坂駅から徒歩1分。駅の真上にあるフランス菓子店「ぼんりびえ~る」さんをご紹介いたします。
![パリのカフェのような店舗前](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682407594966.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
バターケーキ「カンディール」との出会い
我が家では、特別な日にぼんりびえ~るさんのケーキでお祝いしてきました。でもある日、いつもの生ケーキを求めに来たはずなのに、「カンディール」というバターケーキから目を離せなくなってしまいました。
![一番右が「カンディール」(税込1900円)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682477744059.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
黄金色のきらめきに、一目ぼれしたのです。
いつもは家族それぞれの好みのケーキを求めていたのですが、この日は予定変更。カンディールを購入しました。
会計時にお店の方から「召し上がる30分前に冷蔵庫から出しておくと美味しいですよ」と教わりました。
![普通のパウンドケーキと比べると小ぶりだけど…](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682477598245.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
運命的なものを感じていたので、アドバイス通り、室温にもどしてからいただきました。
するとどうでしょう…
表面に塗られたジャムの甘さ、ケーキ生地表面の固さ、とろけるバターの風味と上品な甘さが口の中に広がって…思わず、うっとりとしてしまいました!
口に入れるまで想像していた、今まで出会ったパウンドケーキとは別次元の美味しさだったのです!
ゆっくり味わえるカフェスペース
カンディールの美味しさを誰かに伝えたくて、後日、友人を誘って再訪しました。
その日はカンティールはお土産に持ち帰ることにして、カフェスペースでケーキと飲み物をいただきました。
![店内での喫茶の様子](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682478291209.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
店内でもオープンテラスでも、ゆっくり味わえるのは嬉しいですね。
![ドリンクメニューも品数豊富!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682478356530.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
常連さんが新しい味わい方を開拓
シェフパティシエの吉川さんにお話を伺うことができました。
カンディールの美味しさに感激したことをお伝えすると、「冷やしたまま薄く切って召し上がる常連さんもいるんですよ」と教えていただきました。
アイスケーキみたいな感じになるのでしょうか…?もう少し暑くなってきたらぜひ試したいです。
神楽坂にお店を構えて25年。親子2世代にわたって通う常連さんもいらっしゃるそう。お付き合いが長くなると、常連さんが新しい味わい方を発見されることもあるのですね。
懐かしい味を守り、新しい味を創る
「昔食べた味の懐かしさを求めて来店されるお客様もいるので、一度店頭に出したレシピは変えないように心がけています。」
「それでも、毎日試行錯誤しながら作っていると、もっと良い作り方があることに気が付くので、そんな時は新メニューにするようにしています。」
「菓子と戯れる」とも表現されていた吉川さん。職人として日々、技を磨かれているのだと感じ、ぼんりびえ~るのお菓子がますます好きになりました!
![初心を忘れないために飾るのは、吉川さんが恩人と慕うセルジュ・フリゴ氏(ルノートル日本初出店の際のシェフパティシエ)との写真](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682481604361.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![セルジュ・フリゴ氏のお母さまの味を吉川さんがパティシエの技を使って再現](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682485734555.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「迷わせたいんです」シェフの想い
お店に入ると、左右と正面の三方向にお菓子が並んでいます。たくさんあって、どれも美味しそうで目移りしてしまうほど。
![正面の生ケーキ用ショーケース](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682484428591.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![正面右側の焼き菓子コーナー](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682482132562.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![正面左側のショーケース(カンディールはこちら)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682482189363.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
お菓子はすべて無添加(生菓子にゼラチンやペクチンを使うことはあるそうです)。つまり、家庭の食材とほぼ同じです。
「保存料などを使えば、ケーキを長持ちさせたり、在庫管理も楽でしょうが…できる限り余計なものは使わずに、でもお客様を迷わせたい。」と吉川さん。
安心して迷いながら、選びとる楽しさがある、幸せな空間です。
![ノン・アルコールの表示が親切](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682482961558.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ケーキの名前を記したカードには、アルコールの有無についての記載があります。アルコールが苦手な方や、子どものために選ぶ方にも安心できる、ありがたい配慮だと感じました。
![上記すべてノン・アルコール、無着色!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/arashiyamayurika/article/00454526/internal_1682483124050.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
他のお客様が車で持ち帰ることに気付いたお店の方が「直射日光は避けてあげてくださいね。ガラス越しでも日光でケーキが熱せられてしまうので」とお話されていました。
食べる人の口に届くまでを考えて送り出す、優しい気配りを感じました。
神楽坂「ぼんりびえ~る」は、シェフが丹精込めて作ったお菓子と楽しさに出会えるお店です。