チョコレートの原材料であるカカオ。そのカカオの実の中にある「カカオパルプ」を食べたことはありますか？

カカオパルプとは

カカオパルプとは、カカオ豆を包んでいる白くて柔らかい果肉のことです。カカオ豆を発酵させる過程で溶けてしまうため、これまで商品化が難しかった貴重な部位。生産地では、トロピカルフルーツらしい爽やかさと甘さが好まれ、一部地域では食べられていました。

近年、カカオパルプを冷凍した状態で流通させることができるようになり、カカオへの理解が深いお店で提供されるようになってきました。

カカオジュース

先日もご紹介したクラフトチョコレート専門店「ショコラビットラボ」では、カカオパルプをジュースにして飲むことができます。

店内には、カカオの実と、実を割った状態の写真つきでジュースについての掲示がありました。

カカオの実の中なんて普段はなかなか見ることがないだけに、一体どんな味のジュースなのか、より一層興味が湧いてきました。

私がお店を訪れた日はまだ汗ばむ陽気でしたので、アイスを注文しました（ホットでも飲めます）。

飲んでみると、まろやかな酸味が爽やか！ほんのりと甘さも感じました。

カカオパルプ100％だと粘度が高すぎるため、ミネラルウオーターで割り、オリゴ糖で少し甘みを足しているそうです。エクアドル産のカカオパルプを使用したカカオジュースは、初めて味わうおいしさでした！

カカオジュースで栄養補給＆リフレッシュ！

カカオパルプにはビタミンやミネラルなどが豊富に含まれています。栄養価の高い食品です。

オリゴ糖は、腸内でビフィズス菌などの善玉菌の栄養源になることから、腸内環境の改善に役立つ成分。特定保健用食品としても認められています。

また、酸味があると言っても、レモンや梅のようなきりっと際立つ酸っぱさではありません。カカオパルプの酸味は、角のとれた、ほんのりと優しい酸味です。

カカオジュースを飲むと、おだやかに体に染み込むようで、体が喜んでいると感じました。

暑い季節はもちろんのこと、季節の変わり目で疲労がたまった体にもおすすめしたいジュースです。

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