【庭】特長を知って正しく使おう!ウッドチップとバークチップ
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。
ウッドチップとバークチップ。
混同しがちですが、この二つは違う商品です。
用途は似ていて、両方とも地面にまいて雑草防止に使うことが多い。
SDGsの観点から最近ではガーデニングだけでなく、エクステリア、外構にも使う方が増えています。
値段も手ごろ、軽くて扱いやすい。
最終的には土に還るので処分にプロの手を借りることもありません。
私は両方とも庭で使っていますし、周囲にも使っている人が多い。
実際に使用している人の感想を集めてみました。
ウッドチップとバークチップ、正しく知って、ぜひお家でも活用してみて下さい。
ウッドチップって?
木をそのまま細かく砕いたものがウッドチップです。
木の種類はいろいろあり、それによって香りや固さも違います。
自治体によっては、伐採木や剪定枝のウッドチップを、畑のマルチ素材として無料配布しているところもあります。
ウッドチップのメリット
- 色が薄いベージュ。どこにまいても明るく圧迫感がない
- 軽くて扱いやすい
- バークチップより安価(一般的に)
- チップ加工に種類があり、用途によって選べる
- 木の種類を選ぶことができる。一定期間の香りや防臭・脱臭・防虫・抗菌効果がある
- 雑草抑止効果と害虫の土への産卵防止効果がある
- 土中に埋め込むと土に還る
ウッドチップのデメリット
- 軽いので風で散らかる
- 経年劣化するので随時補充が必要
- ウッドチップと土の隙間にダンゴムシが集まる可能性がある
- アマチュアが腐った木を使用し、ちゃんと粉砕せずに作ったウッドチップにはシロアリがつく可能性がある(*市販商品は大丈夫。後述あり)
バークチップって?
赤松、黒松などの松の樹皮を砕いたものがバークチップです。
ガーデニングでは主にこちらを使います。
ウッドチップやバークチップはエクステリア商品のお店で扱っていますが、バークチップは少量パックならホームセンターの園芸コーナーでも売っています。
バークチップのメリット
- 樹皮なので色が土に近く、地面との違和感がない
- 形が整っていることから高級感がある
- ウッドチップより重く、風に飛ばされることがない
- シロアリは樹皮には寄ってこない
- 雑草抑止効果と害虫の土への産卵防止効果がある
- 土中に埋め込むと土に還る
バークチップのデメリット
- 水を含む性質があるため、屋内の通気のない場所ではカビが生える可能性がある
- 大粒ばかり使うと雑草抑止効果が下がる
- ウッドチップより高価(一般的に)
- 経年劣化するので随時補充が必要
- バークチップと土の隙間にダンゴムシが集まる
ウッドチップとバークチップを実際に使用して
花壇にマルチとして使うならバークチップ一択です。
ウッドチップではなんとなくチープ、そして色が明るいことから花が目立ちません。
ガーデニングには土と色が近く、高級感のあるバークチップを使いましょう。
風で散らかる心配もなく、除草剤を使うことなく雑草を防ぐことができます。
家庭菜園や裏庭のマルチにはウッドチップで十分だと思います。
私は庭の通路脇の雑草防止にも砂利ではなくウッドチップを使っています。
軽いので自分まいたり取り除いたりできるのがとても便利。
気分によっては、脇へ除けて花を植えることも。
いつでも模様替え可能なのが気に入っています。
屋内の観葉植物のマルチにもバークチップやウッドチップを使うと土が散らかることがありません。
見た目はバークチップが上ですが、通気性のない場所の観葉植物ならウッドチップの方がカビに強い。
両方の特長を知って使い分けて下さい。
庭のバークチップの下にダンゴムシが集まることがあります。
ウッドチップは土との密着度が高いのでそれほどでもありませんが、バークチップは隙間も大きい。
私は定期的に木酢水溶液をまいて防虫しています。
木酢液の匂いが気になるなら、バークチップを適当によけて殺虫剤をまいておきましょう。
ウッドチップやバークチップはシロアリの原因になるのか?
ウッドチップは木なのでシロアリの巣になるという説がありますが、そんなことはありません。
市販のウッドチップは、シロアリが巣をつくらない1cm以下のサイズにきちんと粉砕されています。
バークチップは1cmを超えるものもありますが、樹皮なのでシロアリは来ません。
シロアリが湧いてしまうのは、知識のない人間が放置されていた廃木で適当な大きさに砕いて作ったウッドチップ。
家の周囲に使う場合は、信用できるエクステリアのお店で購入した、プロが作ったウッドチップやバークチップを使いましょう。
老犬には欠かせないウッドチップとバークチップ
散歩に行けなくなった老犬のために、ウッドチップやバークチップで庭に運動場所とトイレを作るパターンもいろいろお聞きしました。
ウッドチップは犬の足の裏に刺さるのでは?と思ったのですが、ちゃんと肉球に考慮したウッドチップが何種類も発売されていました。
今は西洋芝でグランドカバーするお宅は減って、敷き込みも撤収も自分でできるバークチップのグランドカバーが増えているそうです。
変化につよいウッドチップとバークチップ
前回の記事でも書きましたが、家族の暮らし方は数年でどんどん変化していきます。
それに伴い住居も変えていかないと快適に暮らすことはできません。
先に述べた老犬の為のスペースも数年前には必要のなかったものです。
庭も変化に対応していかなくてはいけないのです。
ウッドチップとバークチップの優れている点は、撤収が簡単で手軽なこと。
土中に混ぜ込んでしまえば、土に還ることです。
安易にコンクリートを流したり、すぐに捨てることのできない砂利やブロックを持ち込む前に、まずはウッドチップとバークチップを利用してみてはどうでしょうか。
SDGsの観点からも優れたウッドチップとバークチップ。
両者をもっと活用できないかと考えています。
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