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「ふつう」だと安心?「ふつう」はいや?:「ふつう」の心理学

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
(写真:アフロ)

<「ふつう」判断の基準によって、個人も社会も変わります。>

人間の心は複雑で矛盾し、そして人によって違います。みんなに見てもらいたいけれど、ジロジロ見らえるのはいや。ただの人はやだけど、目立ちすぎるのもいや。注目されたくないけど、注目されたい。ふつうじゃいやな気もするし、ふつうが一番の気もする。ふつうで悩む子もいるし、ふつうでないことに悩む子もいる。

さて今回は、この「ふつう」の心について、心理学の研究成果をお伝えします。「ふつう」を制するものが、自分自身も世の中も動かすことができる人です。

■「ふつう」でいることの安心感

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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